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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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ひかる0513

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2011.11.13
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PS.午前7時30分頃、わが家のガレージはもはや部分的に冠水しているのみ、東ヤードはほぼ100%乾燥しています。裏運河の水位はようやく低下が顕著に認められます。部落の人も一軒だけ、もどってきております。大きな声で話すので、ナンナさんには筒抜けなのですが、留守中犬が一匹死んでいたとのことです。わが家の地下からコンクリートの割れ目から激しく噴出していた水はまったく認められません。どうやら峠を越したようです。これからさらに南部の地域(ナンナさんの住むPムラ)が心配されます。わが家に関しては、依然として道路の冠水が深く車は使えませんが、見通しが明るくなりました。読者のみなさまには大変ご心配いただき、ありがとうございました。しかし、タイ国にはこれから洪水がやってくる地区、洪水後の復興への物資、金、ノウハウを必要としています。引き続きご支援お願いします

DSC_0010garage.jpg

今朝のNムラひかる家気象台発表は久々に明るい調子である。それなのに、昨日昼過ぎに、カンチャナブリ県に避難中のノイさんからナンナさんに電話があって、明日(月曜日)から、一族郎党、バンコクやカンチャナブリ県から、タイ国最北県のチェンライ県に避難しようと提案があった。ノイさん一家は南のカンチャナブリ県にいるが、洪水について自宅のあるPムラはこれからが増水が予想される(たった今入ったTV情報で、ノンタブリ県(わが地区の直北部)はいったん水が引いたのであるが、現在再び増水しているという)。ノイさんは、ナンナさん一家がぼくのNムラに不自由な生活を強いられているのががまんならないらしい。とくにひかるプロフェッサーの心身の状態が心配である。この際、夫ポクさん(農地省の役人)の任地であるチェンライ県のキャンプ(国営のりっぱなものらしい。俗に言う仮設の「難民キャンプ」とは異なる)に合同避難しよう、そういう電話であった。チェンライ県はビルマ(ミャンマー)との国境にあり、現在冬なので涼しく花がいっそう美しい。山岳民族との交流もできる。ぼくは2度目の訪問である。

ぼくは例によって、「ああ 行っておいで ひかる一人Nムラにて孤塁を守る」と悲壮に(ニヤニヤしながら)繰り返し主張したのだが、「それならナンナ家もここに残る ノイはひかるのために避難地を変えるといっているのだから」とまたしてもいさかいになった。そして、飛行機代や生活費など一切合財ノイ持ちにするので、ぜひチェンライ県に移動しようという。考えてみれば、ニックなどとセントラル・デパートに水の中を歩き、舟を含めてさまざまな乗り物を乗り継いで、行くという冒険は、戦争直後の東京の焼け跡の様子を髣髴とさせるものがあり、人生で稀有な経験を2度もして、それはそれで刺激的でニックの表現で「ユッピー」なのだが、デパートの物資が明らかに底がつきつつある。視点を変えて、きっとノイさんナンナさんにしてみれば、病身の外国人老人一人を置いて行くのは非人間的な仏罰に値する行為として非難されるであろうことは、想像がつく。また心情において「できない」と言ってくれるのは、言葉の真の意味で「有り難い」ことである。

ヒアさん(ナンナさんの夫)は大会社の工場を任されており、その防衛もPムラの一族の家も守らなければならないので、居残るのであるが、ぼくの旅費については、ノイさんに出させるわけにいかない。自分の家族が自分も含めて2週間以上も迷惑をかけているのだから、自分が持つと主張して、じっさい行きの飛行機の切符を買ってしまった。この費用は来年早々にも返却する。

このさい金銭感覚について触れておくと、ここの1000バーツが最高額のお札だが、日本の1万円札に相当するのではないかと思う。1万円札以上かもしれない。このお札一枚の購買力で見た交換レートは、インドのルピーと連動している傾向があったが、バーツの値上がり・ルピーの値下がりがあって、ルピーよりも割高になっていた。しかし、最近、再びルピー並みになっている。新聞によると、大学出の公務員の給与は最低1.5万バーツであると。為替レートでは、3.9万円だが、じっさいには15万の購買力平価ではないかと思う。これは高いのか安いのか?翻って現在の日本の公務員の初任給はどうなんだろう?ぼくが国立大学の助教授になったとき、初任給は5万円だった。びっくりした。食っていけないと感じた。大学院生のバイトでは10万円稼いでいたのだから・・・チェンライへの飛行機代は大人で片道2740B(ひかる購買力平価で27,400円)である。こりゃぜひ返却せねば。

DSC_0011east yard.jpg

この間のいきさつは、半ば脅迫的?であり、有無を言わせない迫力で迫られて、ぼくもついに落城した。心情的には、この洪水の顛末を現場的に見つめたいという思いがあるけど、水に浸かって見つめるということも一つ、また難民の一員(ぜいたくな難民になりそうだが、まだ想像がつかない)となって、難民生活するのもまた現場的ではないかと、無理やりに自分を納得させるひかるが、むくむくと頭をもたげてきたのである。でも、こういうものが難民生活ではないという予測がつく。なにしろ、キャンプのテント生活というけど、お手伝いさんがおり、車が数台ポクさんの役所から回されるらしい。いずれにせよぼくは落城したのであるから、腹を切る(いや腹をくくる)しかない。

明日から、インターネットが使えない。期間は、ナンナさんの予測では1週間ということだが、帰りの切符を買っていないので、水の引き具合で早くなるかもしれず、未定らしい。ニックは飛行機に乗れるというので、昨日から家中歌い踊りまわっている。笑いが止まらないらしい。





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Last updated  2011.11.13 19:40:02
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