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うららかな秋の日。
我が家は山の上。ベランダ側の窓から、緑の山並みと澄んだ空がきれい。 で、すーい、となめらかな弧を描く、動くもの。 カラスやすずめの時もあるけど、たいていはとんび。 ほけー、と窓ガラス越しに外を見ていると、 土地が開けている右手上から現れて、左下へ斜めに風をきり、 丁度わがやのまん前あたりでくるっとサインカーブを決めて、何処へか去る。 水族館で、目の前にいるかが寄ってきて鮮やかにターンしてくれる、あんな感じ。 見事なもんですなー。飛んでる鳥ってきれい。 ただ、ほけーが多いだけあって、とんびの切り返しを何度か見ているうちに気がついた。 うちの前、とんびの道になってるんか? 手塚治虫さんの漫画で、「蝶道」を知った。 蝶によっては(特にアゲハ蝶)飛ぶ場所がきまっている。 空気の流れなのか、光の加減なのか、 あの枝の斜め上を数メートル、道のさき30センチで右に曲がり… 蝶どおしだと以心伝心なのか、人などに見えない何かがあるのか、 彼らの儚い羽は確かに同じところをたどっていく。 そんな、「道」が、蝶だけじゃなくてとんびにもあるのかも。 よー、おひさしぶり。 こないだあの、人間の箱、の前の道通ったけど、 あそこ曲がる時、そろそろ冷たい風にあおられっから気をつけなよ~。 おー、そっちもなー。 けどさーくるっとする時、なんかむずかゆいよーなの、ない? 人間てきにいったら、あの、みられてる、っていうか、さ。 とかなんとか、とんび同士も話してたりして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.23 14:33:47
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