カテゴリ:ラグビー本・資料他
今回のオススメ書籍は、なつかしの3冊です。。 私が高校生の頃、当時は早大・永田組が日本一になったこともあり、早稲田ラグビーを始めとするラグビー関連の書籍が、片田舎の本屋さんにも当たり前のように並んでいたのですが・・。 左の『荒ぶる魂-勝つために何を教えるか』は、今は亡き木本健治・元早大監督の著書。 西谷組・失意の決勝敗戦から、永田組の日本一までの2年間をまとめたコーチングの体験ものです。 たしか、この本が私にとって初めて購入したラグビー関連の書籍。。 本日、部屋の大掃除をして、やっと探し出したというか、発掘できました。。 すでにカバーは紛失・・。 当時、ラグビーの勉強をするのに貼り付けた、付箋の数々・・。 何度読み返したか分からないくらいに、読みますた。。 この頑張りを、その後の受験勉強に生かせていたら、私の人生は違っていたような気がしつつ・・。 ところで、この著者の木本さんは、スゴすぎです・・。 敗戦の翌朝、真冬の凍るような寮の屋上で、悔しさを忘れるために頭から水浴びし、部員を叩き起こして全員にやらせてみたり。。 「プレース・キックが一番上手いヤツは、即レギュラーだ!!」と、キック・コンテストで一番だった新人の今泉さんを大抜擢。。 しかも今泉さんがWTBをやってみたいとの理由で、3軍のFLから1軍のWTBに・・。 はたまた、「バックスが前に出れないと試合にならない」との持論から、同じく3軍のFL藤掛さんを1軍CTBへ・・。 しかも、「お前はパスが下手なんだから、死んでもパスするな!!」と、パスを封印。。 バレーの山田監督を思わせる、数々のエピソードは圧巻です。。 続いての紹介は、『荒ぶれ早稲田・豪州遠征ドキュメント』。 (上記画像・中央) 日本一となった翌シーズンの清田組とOBによる、豪州遠征を密着取材したものに、前年度の写真集がくっ付いたような作品です。。 1927年の早大初遠征の際、早大と対戦した豪州人のおじいさんの当時の秘話や、豪州ラグビーとそれを基に展開した早稲田ラグビーの比較や、早稲田見たさにやって来たアラン・ジョーンズ元ワラビーズ監督のエピソードを紹介。 また、この遠征の模様は、テレビ朝日「素敵にドキュメント」でも放映された記憶があります。。 当時、海外ラグビーには、あまり興味のなかった私も、これを機に海外のも見始めました・・。 最後は、言わずと知れた名作。。 大西鉄之祐:著『ラグビー荒ぶる魂』です。 全日本の監督時代の対イングランド戦や対Jrオールブラックス戦の選評をはじめ、自らの体験と共に描かれたチーム作りのノウハウ。 はたまた、将来の世界ラグビーの行方などなど・・。 いわゆるダメ監督に教わっていた、当時の私にとっては画期的な一冊でした。。 実践に即しながらも、ラグビーという競技を理詰めで解き明かし、科学的というか合理的に勝利を求める姿勢には、へっぽこ選手の私でなくとも、大西さんが監督だったらと思った方も多いはず・・。 とはいえ、その後この本を、引越しを重ねているうちに紛失してしまい、困っていたのですが・・。 昨年、『知と熱:by藤島さん』を、友人に貸したところ、読んで感激した友人が近所の古本屋で発見し買って来て下さり、久々に読み直しました。 先の大西展で、また火が着いたもので、最近またまた読み返しておりますが、読み返す度に新たな発見もあり、勉強になっております。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.22 20:40:47
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