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平成28年9月13日(火) 午前4時起床。曇り。週間天気予報によると、湿りが続くとのこと。昨日も今朝も朝の散歩はなし。不明のことあり、調べ物に時間を取られました。 仕事の方は、先週に大会議が終了。今日から3日間、小会議があります。社内は慌ただしかったです。私は終日、別室で設備投資関連のヒアリング。倦みました。帰宅は午後8時をまわりました。今日もランは無し。汗をかきたかったです。シャワーを浴びて焼酎ロック。これがいいんです。 ありがたくなって、することがありません。寝室、枕元においてある日本伝奇伝説大事典を食卓に持ちだしました。 1000頁近くありますが、いよいよ「わ」のところに。最後の項目は「椀久」でした。椀久とは、江戸初期に実在の豪商、椀屋久右衛門のことです。傾城に入れ込み、身を持ち崩した人生を材にした人形浄瑠璃や戯曲が有名とのこと。遊郭の痴情沙汰、悲しい性ではあります。写真はその項目です。左の頁は終わりを示す空白。 それはそれとして、目通しの済んで感じたことを。数多の伝奇伝説、春以来、数頁ずつを追い続けました。一通りを終えたのですが、読了感を覚えません。個別の項目を、読んだ端から忘れてしまうからかな。そのこととは別ですが、連綿と続く陰陽の「陰」の世界を知りました。「その世界」が人間の心の中にあり、かくも根深いものであることが判りました。読み終えて、総じての想いです。歴史書に載らない神話、伝説、説話、昔話の、斯くも深きなるかなではあります。ずいぶん前に、広辞苑をこういう進め方でやっつけたことがあります。辞書事典を調べ物として使うのではなく、読み物として向き合うと、雑学欲を満たしてくれるの快感に加え、その世界を(広辞苑の場合、辞書編纂という世界)俯瞰して感じる昂然を覚えます。秋の夜長、独りいい気色になってそんなことを考えていたら、妻が帰ってきました。週一、仕事を終えたあと、ヨガに通っています。「あらあなた、まだ起きてたの、また飲んでいるの、そんな暇があったら包丁でも研いでちょうだい」そうしました。夜の静寂に「シャッ、シャッ」砥石の音は、山姥が旅人を殺めるための鎌研ぎ。折しも群雲に見え隠れの膨らんだ月。まさに伝奇の世界ではあります。 今日の一句 鋼研ぐ砥石の音や虫の声 今日の写真はお菓子の缶です。Morozoffもカープのファンなんだろうか。
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