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へそ曲り設計士の建築学入門

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たかさん360062

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2009.08.20
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立派な腕木門です。屋根瓦のどこかしらで不具合があるのか?雨漏りがし、化粧タルキや天井板にシミが発生。梅雨時期の雨のひどい時に見て来たところ、ジャジャ漏れ状態雨雨
これはいかん!ということで屋根瓦をはぐってやりかえることになりました。

以下は現状写真です。
                 090820_0803~01.jpg
最近は「門」のある家自体、あまり見られなくなりました。大工の腕の見せ所が、また一つなくなりつつあります。
                 090820_0804~01.jpg
古くなったとはいえ、格子戸はきれいです。 戸当りの柱脚部分が腐朽しておりました。
取り替えるついでに、銅板で包み込んで防腐対策をする予定。


                 090820_0803~02.jpg
布裏、かやおい等をクサマキ材に取替えます。柱・桁・腕木はそのままなので、しばらくは古い材料と新しい材料の色合いがアンバランスに感じます。そこはご了承願います。


ただ、「木」とは面白いもので月日が経つにつれ、全く違った表情を見せてくれます。新しい時が一番良い、他の材料とはそこが違う点です。アルミ建材、各種合板、ビニールクロス、鉄骨、コンクリートなどは、新築時が一番きれいで強いと思うのですが、あとは古く・弱く・汚くなっていくだけ失敗 

いわゆる完成見学会の時点がピークだと思います。長く住み続ける以上、それではいかがなものか?と思ってしまいます。


先日 小矢部市の、とある神社へかみさんと2人で行ってきました。お賽銭を入れて何かを祈願しに行ったのではなく、スギの板の状況を見に行った訳です。1回目は今年の3月頃に行ってきました。神社を修繕したらしく、外壁の下見板がやり替えてありました。ある部分はクサマキ材で、ある部分はスギ材で。
3月の時点では、やはりクサマキ材の部分の方がきれいで、贅沢な材料を使ってあるなぁ!と感心するほど。一方のスギ材の部分は、防腐塗料とスギ自体が反発しているような色合いしょんぼり素人のかみさんも、何か変!!との一言。

しかし先日行ってみると、立場は正直逆転。クサマキ材の方は風雨による汚れと、日照による色落ち、色褪せがかなり目立つ一方で、スギ材の方は材料と塗料がようやく一致したのか、「最高」の状態になっておりました。素人のかみさんも以前よりも今の方がきれい!との一言。年明けにもう一度行って見ようかと思っております。

一日一日違った表情を見せてくれる「木」とはほんと奥深いものだと再認識させられます。





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Last updated  2009.08.20 11:21:28
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