テーマ:小学生ママの日記(28666)
カテゴリ:子育ての事
昨日の日記の通り、教頭先生に会ってお話を聞いてきました。
結論から言いますと、私の言いたい事と提出した資料を理解した上で、今後ニセ科学を学校教育に取り入れる事はしないとおっしゃっていただけました。 報われました。とてもありがたい事です。 私が聞きたかったのは先に書きましたとおり 1、講演内容や資料について、学校側は事前に把握していたのか? 2、先生達は資料の中身を「正しいもの」として受け止めているのか? 3、あの資料の中身をこれからの学校教育に取り入れるつもりなのか? ですが、1から順を追って丁寧に説明して下さいました。 まずあの講演は、平成11年から県の人づくり推進員より各学校で行うよう通達されたもので、今年たまたまこの学校がそれに当るため、新入学時を持つお母さん向けの講演内容をお願いしたとの事です。 一応学校の職員が誰も知らない人に頼むのは避けたかったという事で、県から提示された講演メンバーの中に、近くの小学校の元校長先生のお名前があったという事でこの人選となったそうです。 因みに、上記サイトにもゲーム脳の話(肯定的)が出てきます。 資料については前日の夕方くらいに講師本人が学校に立ち寄り「これを使うから」と渡してくださったそうで、ゲーム脳のページも 「そういえばこういう話は聞いた事がある」 という程度で、それよりそのページの真ん中にある6つの提言(19日の日記に記述あり)が良かった為、あまり深く考えてはいなかったとの事でした。 2については、私が資料を提出するまでは表面上は特に職員から疑問視する声はなかったようです。 ただ、私の資料を見て教頭先生もネットでいろいろ情報を集め、脳波の取り方や森氏の脳波に関する知識が間違っている点が指摘されているのを見て、改めてこれはおかしいという事に気づかれたのだそうです。 で、3ですが、私が提出した資料は教員全員に提示、それを基に話し合った結果冒頭の結論に至ったとの事でした。 それ以前に、私が今年の春に長男のクラスの担任の先生に出した、水からの伝言に関する意見書はやはり他の教職員に提示され、件の水からの伝言を基にした道徳の授業の資料は 「学校教育に用いるには不適切」 という事で、使わないよう校長先生から指示があったのだそうで・・・ってその話初耳ですが。 いえ、嬉しいですよ。 私の意見をちゃんと全体に反映させてくださったのですからホント素直に嬉しいですよ。 でもその情報もっと早くに欲しかった~(苦笑) 学校に道徳の資料として存在するって知って、実はかなり動揺したし、今後も使われたらどうしよう、でもこれ以上突っ込んで聞くのはばかれるなと結構気をもんだので。 そして、私の要望の中に「できれば2月の学校説明会の中でもこの件に関して説明が欲しい」というのがあったのですが、これも校長先生から保護者からの指摘があってこの結論に至ったことを説明する方向へ持って行ってるのだそうです。 決まったわけではないのですが、検討中という事で、とりあえずそれは当日まで待つという事で。 更に、講師の方には私から提出した資料を送付して下さるそうです。 それに関しては、講演内容すべてを否定する意図はなく、寧ろ6つの提言のように素晴らしい主張はニセ科学を用いる事無く保護者に受け入れられると思いますので、どうか今後も私たちにご教授くださるようお願いしますと添えてくださいと申し出ておきました。 水からの伝言にしても、子どもに「早くしなさい」とせかしたり「あんたはダメね」と言われたら悲しくなる言葉をかけず、どうか成長を見守ってあげて欲しいという主張そのものは至極真っ当で、きっとはっとさせられる保護者もいるはずですので、同じくニセ科学を持ち出さなくても必ず好意を持って受け入れられてもらえるはずだとも言っておきました。 ニセ科学の部分さえなければ素晴らしい内容なのですから、どうか自信を持っていただきたいと思います。 というか、正直そこまでしていただけるとは思いませんでした。 ある意味「県」が相手だし、そこまで意見が届くとは思ってもみなかったので(って今現在はまだ何も通っていない状態なのですが)、迷った資料提出ですが、やって良かったです。 2のニセ科学に関して無非難な姿勢は、私から見て正直仕方がないかも、とも思います。 教職員は本当に覚えることもやるべき事も多く、それ故教頭先生も言っておられましたが「狭い世界にいる為どうしても周囲の事に疎くなってしまい、不勉強を痛感させられます」という現状がどうしてもあるのでしょう。 ですが、こうやっていきなり大量の資料を送りつけるというぶしつけな私のやり方を受け入れて下さるのですから、今後は何があってももっと冷静に「一意見」として提出できるだろうし(あの資料も意見書も私の不安をそのまま叩き付けたようなものですからもう二度とそんな態度ではやりません)、信頼関係を壊す事無くやって行けるという手応えを感じました。 この学校の生徒たちは、実はとても恵まれた環境で学んでいるのかもしれません。 他に問題が無いわけじゃないけど、保護者としてとてもありがたい気持ちで学校を後にできて、本当に良かった。 ・・・てここまで書いてざっと読み直したのですが、なんか子どもの作文みたい。 実は今日ものすごいタイトスケジュールで動いてまして、夕食の後も子ども会の役員決めで9時近くまで外に出てあーだこーだと話し合いをしてたのでかなり疲れてます。 でもこの報告だけは、今日中に上げたかったので読みにくい文章ご容赦下さい。 大分眠いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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