カテゴリ:本のこと
【送料無料】ゴミにすむ魚たち 海辺を歩いていると、ごみがたくさん落ちている事があります。 以前遠州灘近くに住んでいた時は、行くと必ず拾っていたのですが(たばこ多し)、最近内陸地に来てしまったので私が日常的に拾うのはもっぱら自分の家の近所のごみ(やはりたばこ多し)。 この絵本、先週と先々週続けて銀座の教文館のナルニア国に行ったときに見かけて衝動買いしました。 これは買わねば!と思わせるタイトル。 その名の通り、海に沈む空き缶やタバコの箱や空き瓶、カップラーメンのふたその他数多のごみを住処にする魚たちの写真が掲載されています。 すごいのは「ごみは持ち帰りましょう」と書かれた看板(?)らしきものまで海底に沈んでいる写真まであるの。 勿論ごみは、魚の隠れ家という便利な面以上に危険な面があります。 釣針の刺さったウツボ、釣り糸が絡まって動けず死を待つばかりの真鯛。 それに魚たちがごみを住処にしているからって、そのごみが増え続けたら、海の中がいずれ腐敗して自然に還る事のないゴミだらけになってしまう事にも言及しています。 前半は写真、後半はそういった問題提起や海中で見つかるゴミの割合などのグラフを絡め、これは小学生のうちに読ませねば!な内容てんこ盛りでした。 うちの末っ子は、トラギスという魚が気に入った模様。 だけど、著者(写真家)の大塚幸彦さんがお好きなウツボは「恐竜みたいで怖い」と言って、ウツボの出てくるページは目を閉じてます。 後半部分は文章が非常に長いので、読んであげましたが 「海にごみ捨てちゃいけないのは解っていたけど、そのごみがどうなってるかなんてちっとも知らなかった」 と、知ることができて喜んでました。 魚たちはあるものはあるがままに利用するけど、だからごみが海中にあっても良いというわけじゃない所まで合わせて知ることができて良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 6, 2012 12:58:54 PM
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