|
テーマ:政治について(19757)
カテゴリ:カテゴリ未分類
日本政府は13日、米政府と調整していた菅首相の6月下旬の訪米を断念した。
7月以降も当分、訪米時期のメドは立っておらず、日米両政府は代替措置として、26、27日にフランスで開かれるG8サミット(主要8か国首脳会議)で日米首脳会談を行う方針だ。 日米両政府は12日(日本時間13日)、ワシントンで外務・防衛当局の審議官級協議を行ったが、外務、防衛担当閣僚による「日米安全保障協議委員会(2プラス2)」の日程は決定できなかった。 2プラス2は首相訪米の前提となるもので、日本政府は6月中の開催を希望していた。このため、今年前半の首相訪米断念が確定的となった。 日米関係筋によると、米側が菅政権の先行きを不安視していることや、米軍普天間飛行場移設問題が膠着(こうちゃく)状態にあり、前進のメドが立たないことが、首相訪米の日程調整に影響しているという。 《読売新聞》 ---------- 2プラス2、6月下旬開催 米が打診 首相訪米は断念へ 米政府が、日米同盟深化に向けた「共通戦略目標」を策定するための外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)について、6月下旬のワシントンでの開催を打診してきたことが4日、分かった。 複数の政府高官が明らかにした。当初6月下旬には菅直人首相の訪米が予定されていたが、断念せざるを得ない情勢となった。 米側が6月下旬開催を打診してきたのは、日本の通常国会の会期末(6月22日)を踏まえたものとみられる。会期中に内閣不信任案の可決などで菅政権の命脈が尽きるか見極めたいためで、政府高官は「すぐに退陣する政権と戦略文書を交わしても無意味と判断している」と指摘する。 日本側はなお6月下旬の首相訪米実現に向け、その前の2プラス2開催を求める構えだが、米側が受け入れる可能性は低い。 2プラス2では米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題に関し、名護市辺野古にV字形滑走路を建設することで合意する予定だが、地元との調整が進んでいないことへの米側の不信感は根強い。 2プラス2はいったん4月29日開催で最終調整に入っていたが、東日本大震災への対応を理由に日本側が延期を要請。5月下旬か6月上旬の開催で再調整を要請していた。 日米両政府は首脳会談前に2プラス2を開き、中国の脅威や北朝鮮情勢に関する認識と対処方針を打ち出す共通戦略目標を策定することで合意している。 《産経ニュース》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月14日 21時53分05秒
コメント(0) | コメントを書く |