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sentosa2                                

[全664件]

2011.09.29楽天プロフィール Add to Google XML

Singapore 最後の夜

この日は早起きしてマレー鉄道に乗ってジョホール・バルへ行く予定でした。
Mさんがいちばん楽しみにしていたことなのに、ホテルのスタッフに聞いてみるといろいろ調べてくれて、バスしかないようなことをいわれる。

マレー鉄道に乗りたいのだからバスに乗ってもしかたがないし、シンガポール国内の鉄道は廃線になったのかもしれないと諦めました。

ジョホール・バルへ行けていたらイスラム世界の体験ができたのに。
鉄道については下調べが不十分でした。
でも、シンガポールの人でも知らないってどうなんだろう?

Mさんは子どもみたいにがっかりしていました。


仕方がないので、この日はまずエメラルド・ヒルというところへ行きます。
プラナカン様式という二階建て長屋のような家が道路の両横に並んでいます。
ゆるい坂道を登っていくのに汗がタラタラ流れます。暑い日でした。

エメラルド・ヒルはシンガポールでいちばんにぎやかなオーチャド・ロードの外れです。
ふたりの共通の友人がフィリピンのお金をくれたので、それを両替しようと町の真ん中へ行きます。
ブランドショップがどかんどかんとあって、高島屋なんかも入っている都心。


次は、サルタン・モスクという回教寺院へ行きます。
ここは見学させてもらえる時間が決まっていたので、次に入れる時間までアラブストリートでシルクや、バティックという布地の店を冷やかすことにしました。
ここも楽しかったけど、以下省略。


モスクは靴を脱いで入ります。
広ーいホール(というのか、お祈りをするところ)にポツンポツンと信者の方がいて五体投地(?)などしておられる。
(あとで知ったのだけど、女性は2階でお祈りをするのだとか)

ふしぎに思ったのは祭壇というものがないこと。
日本人の感覚だと、たとえば観音さまとか、キリスト像とか、何か祈る対象があったほうが祈りやすいという気がするのですが、
前面はただポッカリと空いているのが奇異でした。


偶像崇拝はしないんだねと、だれかに聞いてみることにしました。
Mさんは写真を撮ってもらった西洋人に(モスク内は写真OKです)
わたしは受付に座っている女性に質問してみました。

「偶像」という単語を知らないから、God's imageは持たないのですかと聞いてみました。
なんとか通じたけど、女性は言葉少なに「持たない」と言う。「持ってはいけないのか?」と重ねて聞いたつもりだけど、どこまで通じたか。
再度言葉少なに「わたしたちは心の中にそれを持っている」とジェスチャー混じりで答えてくれました。

帰るときになってやっと彼女が笑ってくれたので、こういうのはデリケートな問題なのかもしれないなぁと思いました。

帰ってからテレビで、イスラム教徒がシルクロードの仏像の顔を削り取ったという話などを聞くと、素朴に疑問に思います。ふしぎだなあ。どうしてそんなに否定するんだろう?


最後の夜は、シンガポールで今いちばんホットなマリーナ・ベイ・サンズで夜景を楽しみました。57階。ふたりで歓声を上げる。
宿泊客は屋上のプールにつかって優雅に夜景をたのしんでる。でも、外からの者はそこへは入れません。

ゴージャスなライトアップが見られると思ったけど、この日は下のほうでいくらかライトアップがあっただけでした。
だけど、シンガポールを締めくくるには十分な見事な夜景でした。

Mさんは屋上でジントニック(だっけ?)を飲みたそうにしてたけど、オラ酒ヤダって付き合わずにごめんね。ジュースはないみたいで、レストランバーみたいなとこは人でいっぱいでした。
Mさんにはいろいろ甘えっぱなしでずいぶんご迷惑かけました。


Mさんご夫妻、快適なお宿をありがとうございました!


marina











Last updated 2011.09.29 20:24:48


2011.09.28

Singapore 北京ダック

minjang

2日目の夜は北京ダックで有名なMin Jang(ミンジャン)というお店に行きました。
この店はGoodwood Park Hotelにも入っているのだけど、ロチェスターパークというところにあるこちらの店のほうが雰囲気が楽しめていいと思います。

英国高官の邸であったものをレストランにしたということで、少し山手にあります。
コロニアル様式といわれるコロニアルって植民地風ってことですね。見ての通りオリエンタルな雰囲気もあります。

2人ともO型なので予約もせずに行きましたが、平日だったせいかうまく席が取れました。

上の写真の左のほうの席だったかな。(写真はネット上から拝借しました)
窓の向こうがテラスになっていて大きなテーブルがしつらえられてあります。
そして、その向こうがトロピカルな庭になっています。


席に着くとメニューが持ってこられますが、そのメニューが漢字と英語だけでワケワカメでした。理解できそうな漢字も英語もあんまりなくて困惑。(冷や汗)

ふたりで相談するも要領をえず。

ウェイトレスさんが注文を聞きに来ると、ダック半分をふたりでと懸命に念押しする。
すると、ナンチャラカンチャラと彼女が聞くのだけど、シングリッシュは聞き取りにくく、ほとんど聞こえた単語だけで、soup、spinachと注文する。
あと、エビのナンチャラ。

何を聞かれていたかは、料理が来てから判明。


まず驚いたことにシェフが自らワゴンでダックを目の前に持ってきてくれる。
(この期に及んでも「1匹じゃないの?」とか言っていましたが、違います、半分です。切ったほう下ですからね)

最初に外側の皮をそいだ薄い小片をふたりのお皿にシェフが入れてくれます。
ウェイトレスさんが砂糖を少しつけて召し上がれと教えてくれる。
このちっぽけな皮がこの日のいちばんのごちそうでした。最高!

それから、焼き豚みたくシェフがきれいにスライスして並べてくれるのをウェイトレスさんが細切りの野菜といっしょにパンケーキに包んでくれます。
これにつけて食べる味噌もとてもおいしかった。

建物の雰囲気やトロピカルな庭もご馳走の一部です。
左右のテーブルは欧米人のグループが占めていて、シングリッシュじゃないきれいな英語が聞こえます。

骨に近いところの肉はスープ仕立てにして持ってこられ、ドカンと盛られたほうれん草も癖がなくとてもおいしかった。(四川料理ということです)
XO醤という調味料が使われているのかしら?


いい思い出を作ってくれた北京ダック。お酒類を飲まなかったので、これで日本円にして1人3000円ほどでした。



Last updated 2011.09.29 00:00:18

2011.09.27

Singapore 2日目

fountain

ホテルでは朝食までいただけるなんて知らなかったので大喜び。

朝食の席で2才くらいの女の子を連れたファミリーと隣り合わせたので、パパがバイバイと(たぶんお仕事に)出かけたあと、どちらからですか、と話しかけてみました。

すると、なんとロシアからということで、こちらが日本からと言うと、ていねいに震災のことを尋ねてくれました。流暢でほとんどネイティブのような英語。このpoliteな彼女の言葉に対してとてもマヌケな受け答えしかできなかったのが心残りです。


この日はまず、Fountain of Wealth(富の噴水)へ行きます。
ここも本当は夜行きたかったのだけど、シンガポールは夜のスポットが多くて仕方なく朝行くことに。
行ってみると、大きな噴水のほうは沈黙していて水も出ていませんでした。ざんねん。

だけど、シンガポールは風水で街づくりをしているとかで、ここはよい気のスポットとされています。ビルのはざまにぽっかりと空いた空間です。

小さい噴水のところには「右手で水に触れて、だまって願い事をして3周廻りなさい」と書いてあります。
クルクル廻ってるうちに何回廻ったか分からなくなったけど、しゃべっちゃいけないかと思って黙ってました。^^;


この後は、有名なラッフルズホテルへ。


それから、今日のメインであるセントーサ島へ地下鉄で向かいます。セントーサ島は一大レジャーランドでUSS(ユニバーサルスタジオシンガポール)も入っているところ。

セントーサエクスプレスの乗り口であるセントーサ駅で昼食を食べることにします。
デパートの地下食堂をデカーくしたようなところで雑多な食べ物がいっぱいあって、人も沢山。いわゆるホーカーという屋台群です。
きのうのボートキーもそうだったけど、わたしみたいな胃弱にはちょっと香辛料の匂いがムッときて食欲がわきません。せっかくのローカルフードなのに。

エクスプレス乗り口では、お得なフリーチケットを買おうと思ったのですが、2時半からでないと買えないということでした。シンガポールはなかなか商売上手なんでしょうね。

ともあれ、エクスプレスに乗って、デカいマーライオンのいるインビアという駅へ。
この日は朝から小雨が降ったり止んだりでしたが、ここから両側の座席が雨で少し濡れてる乗り合い自動車に乗って水族館へ。
ピンクイルカとアザラシのショーを見る。

そのあと、Images of Singaporeという、シンガポールの歴史を蝋人形の場面で教えてくれる展示館へ行きましたが、これがすごかった。
すべての場面の説明とかまじめに見ていたら、ふらふらになってしまいます。

内容が多くて、中は暗くてちょっとお化け屋敷みたいなとこもあります。
よーく見てないのだけど、日本がシンガポールでどんなことをしたかについては控え目にしか触れられてない感じがしました。

だけど、暗い中でジャングルに日本兵らしき人形が潜んでいる場面があって、そこで、どこの国の人だか暗くて分からなかったけど(アジア系ではあった)、その3人組が日本人人形の顔をぐいぐいとしているのにはびっくりしました。
コワくて、そそくさと通り過ぎたけど、コンニャローめっ!ってしてたのかしら?(汗)
(なにしろ早足で通り過ぎたから何がなんだか分からないけど)


つづく





Last updated 2011.09.27 22:10:03

2011.09.23

Singapore 1日目


友だちのご主人がシンガポールに単身赴任中で、誘ってもらってシンガポールへ行ってきました。
ご主人はマニラに飛んでしまってお留守中のアパートホテルを襲うことになります。

友だちMさんは成田から、わたしは関西空港からなので、わたしにとっては初めてのひとりぼっち海外入国になります。

「緊張して行ってくるんやで」と母親に言い聞かされ(一体いくつ?!)、関空に行く時点から人に聞きまくって出発。(汗)

ミッションその1は、関空で海外用の携帯をレンタルすること。
Mさんとわたしは到着ターミナルが違うので、初めて行くわたしが彼女に合流するにはケータイが頼みの綱になります。
ふたりは無事に会えたのですが、彼女のケータイが次の日突然死したので、もしこれが1日早かったらと今考えてゾッとしました。(電話会社しっかりしてくれ!)


つぎのミッション2は、飛行機に乗ること。
とにかくこれがいちばん大事!
乗るまで不安でしたが、これも人に聞きまくって無事座席到着。

飛行機の中は、関門海峡がくっきり見えたり、映画や音楽を楽しんだり、とてもハッピイでした。


最後のミッションその3は、Mさんと合流すること。
到着はlandingで20分ほど遅れました。(何分だったか、もう忘れてる。^^;)

3ターミナルからとにかく1ターミナルに行かなくちゃ、とそれだけを考えて、乗り継ぎをする人たちに混じってスカイトレインに乗る。
着いたらこれがまた人があんまりいなくて、だれの真似をすりゃあいいのかわからない。
入国審査らしきところに係員さんがふたり立っていたので、出入国カードのことで質問する。(国籍によってカードが違う)

税関らしきところが、これまた、恐ろしげな大男がふたり立っていて、とても近づく気がしなくてモタモタしていると、かれらが「こちらから出て行きなさい」というようなジェスチャーをしたので、なんだかわからないまま外に出る。

このあたりがいちばんモタモタしたところで書いてると長くなるので省略しますが、30分ほど後に到着したMさんから「電話して」というメールが入る。
電話してっつわれたって、えっと、どうするんだっけとモタモタしながら電話。


するうちに「んとに、もおっ」というような顔でMさんがこちらにやって来ました。
OK!


ホテルまではタクシーに乗ります。シンガポールのタクシーは(よくわからないけど)わたしの感覚では日本の半額以下の安さです。

夕焼けを見ながら走るシンガポールの町並みはきれいです。
街路樹のひとつを指差してMさんが木の名前を運転手さんに聞くと、Raintreeと教えてもらえました。
きょう調べたら、例の「この木何の木」の木で、ネムノキの親戚なんだってわかりました。


この日の夜は、Boat Quar(ボートキー)とClarke Quay(クラークキー)を散策しただけでおしまい。
疲れていました。








Last updated 2011.09.23 23:37:31

2011.09.08

Kane & Abel 
[ Books ]  

abel

北極へ行っていたというわけではないのですが、^^; 長いご無沙汰でした。

この本は、読書家の方のブログでとにかく面白いという紹介の仕方がされていたので、では原書で読んでみようと購入したものです。

手元にほぼ2ヶ月持っていて(ずっとこれを読んでいたというわけじゃないけど)、本日読了。
記念すべきペーパーバックデビューになりました。

原書というと必ず挫折、原書ってなんてむずかしいんだろうと思っていました。
ここが読めないから先へ進めない、とか言うと、なんだかカンペキ主義っぽく聞こえますが、読めない一番の理由はやはり根気がなかったのではないか。


これは、An unputdownable story(置くあたわざる物語)と裏表紙にあるとおり、ほんとに面白かったです。
むずかしい所はいくつもあったけれど、いや、そんなことより先が気になる、という感じで、637ページを読み通すことができました。
主人公の安否が気になって、目に付く単語だけを拾って大急ぎで先のほうまで読み、あー、だいじょうぶだと安心して、またもう一度ていねいに読み直したり、という読み方もしました。

根気のない人もこれだけストーリーが面白いと読めるんだ、ってことがわかりました。

だけど、途中で2度危機がありました。

1度目は、最初のほうで、かなり後に残りそうな残虐な場面があったこと。
この書き手って、残虐趣味? ちょっと女性蔑視入ってない? 
それに(自分のことは棚に上げて)ちょっとスノブだよな、上昇志向強すぎー。
選択誤ったかなあ?
と、しばらく手が止まってしまいました。

でも、ほぼGR並みに読めそうだという手ごたえがあったので、再び手に取ったら、Abelの大冒険が始まる。

2度目の危機は、あー、やれやれ二人が落ち着いたと思ったところで、物語が凪の状態になって、メンタルな話になると急に言葉がむずかしくなった気がしてしんどくなる。

でも、ここを超えると話が転がりだして、エキサイティングなクライマックスへ。

ここまで来ると、あとは楽しんで読もうという気になります。

いろんな印象的な場面がありましたが、ストーリーを楽しむ小説なので、感想は控え目にしておきます。

夏中この本を持っていたので、あー、saga(大河小説)を読んだという満足感があります。
読後感は、Abelの熱さです。
最後にAbelが言う、

We Polish are a sentimental race.

という言葉も印象的。

だけど、小説の筆致はとてもクールです。


これには続編があって、カエルの子はカエルである、Abelのひとり娘が主人公になります。

この'The Prodigal Daughter'は、本屋さんで見たら、今回読んだのよりも字がつまってて、ちょっと恐れをなしてしまいました。





Last updated 2011.09.08 21:15:32

2011.06.14

Amadeus 
[ films ]  

amadeus


Tom Hulce is so charming! Love for Mozart's music grows in my mind.


この映画は初めYouTubeで見ましたが、モーツァルトを演じるトム・ハルスがよかったのでDVDを買いました。でも、YouTubeにあった場面がなくて、どうやら20分ほどカットされてる版のようです。ちょっとガッカリ。
英語字幕で見ました。

有名な映画なので、映画中のモーツァルトのバカ笑いがよくないとか、下品だとかの評は目にしていました。
でも、わたしはそういうのは気にならなかった。
勝手なイメージで、モーツァルトはファンキーで能天気な人だと思っていたので。

トム・ハルスは、そうじゃないかなと思ったとおり全部じゃないけど自分でピアノを弾いてるらしいし、指揮法も習ったのだそうです。(Wikiによる)

わたしも世界中に数え切れないほどいるモーツァルトファンのひとりですが、映画中、歌劇「ドン・ジョバンニ」が出てきたときは、え゛ー!モーツァルトにこんな重い音楽があるの?!と、無知な驚き。

前半明るかった映画が、このあたりから暗転して沈鬱になります。


映画にも出てきたように、モーツァルトの音楽からは神の声が聞こえるとか、天使の声がとか、よく言われますが、そんな透明な音楽を作った彼にもやはり人間の辛さがあった、そんなふうに考えるのはわたしにはあんまりうれしくなくて。

暖房用の薪がないときは妻とふたりでダンスをしたり、あのなー、って言いたいほどの、その悪妻に対しても変わらぬ愛を持てるくらい、モーツァルトってたくましかったんだ、と思いたいのですが...


彼の終焉に関してはよくわかっていないようですが、
この本を持っていたので見てみたら、解説に、死因は過労やさまざまな心労に体が徐々に蝕まれたのであろう、とありました。



mozart





あとがきにロマン・ロランの言葉があったので一部引用しておきます。


「たった今モーツァルトの手紙を読み終わりました。これはなんびとの蔵書にも欠かすことのできないものです。  

       中略

そして、どんなに悲しい時でも、あんなに朗らかに耐え抜かれた不幸を思えば、恥ずかしくなって、顔が赤くなるでしょう」





Last updated 2011.06.14 22:59:05

2011.06.12

城山三郎「辛酸」
[ 本 ]  

tanaka


この本はだいぶ以前に前半を読んで、その迫力にびっくりしていたにもかかわらず中断していたものですが、ツイッターで田中正造の

真の文明は 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし

という言葉が話題になっているのを見て、今日ざっくり後半を読んでしまいました。

城山三郎は田中正造を英雄化もしていなければ偶像化もしていないけれど、その個性がいきいきと読者に伝わってきます。
(前半を読んで時間がたってしまったので、アツく語れないのが残念、^^;)

後半は田中の死後、のこされた村民の闘いについて書かれています。

印象にのこるのが、貧乏をいとわず自弁でかれらの弁護士をした中村という人。


「鉱毒問題には、学生の頃から関心を持っていました。一営利会社が巨富を積む傍らで、無辜の農民が生命を奪われ生計を奪われ、盲目になる。これはとうてい許せぬことだと思いました」

中村弁護士はこういう自身の初心を忘れず、10年以上も谷中村民の弁護士としての仕事をしました。


昔はこんな人たちがいたんだ、田中正造や中村弁護士のような人は今では絶滅種じゃないかしらと思うほどです。


そんなふうに感じる自分を、噫!とも思う。


Last updated 2011.06.13 00:36:58

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