|
カテゴリ:おかあさんのつぶやき
子ども委員会と夢たち21推進協議会委員との意見交換会がありました。
子どもの権利を尊重し、子どもの意見表明やまちづくりへの参加をすすめているT市ならではの取り組みです。 参加してくれたのは高校生2名+中学生1名+小学生4名。 協議会の大人メンバーは7名。 そして担当課職員3名、傍聴者2名。 自己紹介と「あいこで勝負ジャンケン」の後 中高生Gと小学生G二つに別れてヒアリングの開始です。 私は小学生グループの進行役を担当。 何から聞こうかなぁと考えていると、 「あのボク、困っていること話していいですか?」とK君が口火を切る。 そして、いろんな意見が出るわ、出るわ… 隣の中高生Gも活発に話題が出ている様子で互いの声が聞こえず、 グループ同士の場所を離して続けることに。 小学生グループは(5年男子・女子、6年男子・女子) キーワードを投げるだけでどんどん話が広がっていく。 嬉しい想定外! 「どんなところで遊んでる?」 「どんな遊び場が欲しい?」にはじまり、 ゴミのポイ捨てやタバコの問題などは子どもたちから出てきた。 中でも「小学校4年生以上はもう児童館なんて行かないよ」 という意見。(ほー!) 児童館は「小学校の低学年や幼児が遊びに行くところ」というイメージなんですって。 「児童館」という言葉自体に「魅力がない」って言われました。 確かに「ゆう杉並」や「かわさき夢パーク」のネーミングをみてもわかる。 「電話で話せるチャイルドラインも良いけれど、人と会って話をしたい!」という意見も両方のグループから出されました。 たとえば、スクールカウンセラーのような人がいる部屋で。 プライバシーが守られて、ほっとできるように話せるのがいい。 他にも、 「自慢する友だちは嫌われるよ」(←これ、大人も気をつけたい) 「優しい先生っていうのはね、話がしやすい先生」 「 〃 話題が無くても話しかけてきてくれる先生」(ふーん、なるほど) 「目が恐い先生は嫌だ!」(……) 「子ども委員はエリートじゃ無い!」(同感!) 最後に今日話した自分の思いや意見を書いて貼り出す。 これも次々に出てきて用意した紙が足りない! A課長も嬉しい悲鳴。 いろんな声が集まりました。 今日の秘策はお菓子とお茶の用意の仕方にあり? Y係長にお願いして ポットやコップも用意してもらって 「注ぎ分けられるお茶」と「取り分けられるお菓子」を出してもらったのです。 みんなでひとつのものを食べたり飲んだりするほうがいいと思って…。 それが功を奏したかどうかはわかりませんが、 お菓子を食べながら、お茶を飲みながら 子どもたちが打ち解けていろんな話をしてくれたのは確かなり。 協議会委員の皆さんにも事前にお願いしました。 会議ではあるけれど 「スーツなどではなく、ラフな格好出来てくださいね!」って。 (職員のTさんもジーンズ姿、きまってましたよ~) 大人委員の参加が多すぎないように、とも気をつけましたが 子どもたちはそんなこと関係ないくらい物怖じせず話をしてくれました。 これも子ども委員会の日頃の活動の成果でしょう。 次世代育成支援計画策定の時から「子どもたちもひとりの市民」として位置づけ、 様々な形で声を聞き、一緒に活動し、施策実現に向けて参加してきました。 長いこと委員長をつとめてくれたMさんは卒業して今は大学生。 小学生だったY君は高校生になりました。 きょうだいで参加してくれた子どもたちもいました。 この子どもたちが未来のT市をしょって立つ市民になってくれる日も そう遠くは無いはず… 子どものことは子どもに聞け、を実感した一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おかあさんのつぶやき] カテゴリの最新記事
|