ライブドア=ニッポン放送株の取得と、幻冬舎との合弁会社が意味するもの
ライブドアの堀江社長の発言を興味深く見守っている。テレビ東京のWBSに出演した堀江社長のコメントは、どうみても最初はマスコミを敵にまわしている感が強くて、もったいないなあ、なんて思っていたけれど、だんだんゲストコメンテーターを圧倒するような展開になってきて、やり方こそ強引であれ、間違ってはいないんだよなあ、などと思った。実際、デジタルテレビの未来は、実は液晶ハイビジョンとか言って圧倒的にコンテンツ不足にあえいでいるようだから。 きれいな画像がウリです、とか言って、世界遺産の映像ばかりを見せられてもなんだかなあ、と思っていたところなので、これにインターネットが絡むとどういう展開になるのだろうと、ちょっとワクワクする。 今回のことで結構、個人的に、ビックリ(・o・)!だったのは実はこの騒動の話題の大きさにまみれて注目されていない、「ライブドア、出版事業へ進出」というニュース。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050210-00000012-tcb-biz あの出版業界のカリスマ社長、見城徹氏の会社、幻冬舎とライブドアが合弁会社を作ったそうだが、ニッポン放送買収のニュースが大きくてまったく話題にあがってこない。ライブドア、出版事業に進出!!--と派手に打って出たわりには、資本金はたった1000万円で、しかもライブドア51%、幻冬舎49%という比率。 かたや放送メディアには命を賭けたという800億円という投資に対して、出版事業はたった510万なのだから、堀江社長にとって出版という事業は、まったく儲からない事業であると位置づけているんだろうなあ、というのが明らかな事実。 出版の未来を変えるぞ--とハリキっている私の周りの人たちは、ライブドア出版事業進出ををどう受け止めるのだろう、、、。