※平成18年秋期午後I問題/午後II問題の解答例&解説は、
こちらをご覧ください。
※(過):過去にもまったく同じ出題がされたことがあるもの(他分野の場合も含む)。
※(類):過去に類似の出題がされたことがあるもの(他分野の場合も含む)。
- (過=H16SD,AE)グリッドコンピューティングを説明したものはどれか。
ア OSを実行するプロセッサ、アプリケーションを実行するプロセッサというように、それぞれの役割が決定されている複数のプロセッサによって処理を分散する方式である。
イ PCから大型コンピュータまで、ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散する方式である。
ウ カーネルプロセスとユーザプロセスとの区別がなく、複数のプロセッサが基本的に同等なものとして振る舞うことができる処理方式である。<
エ プロセッサ上でスレッド(プログラムの実行単位)レベルの並列化を実現し、プロセッサの利用効率を高める方式である。
- TSSのタイムクウォンタムを短くした場合、OSとアプリケーションのCPUの使用割合とアプリケーション処理の即時性はどうなるか。
| CPUの使用割合 | アプリケーション処理の即時性 |
---|
ア | OSの割合が増大する | 良くなる |
イ | OSの割合が増大する | 悪くなる |
ウ | アプリケーションの割合が増大する | 良くなる |
エ | アプリケーションの割合が増大する | 良くなる |
- ア:マルチプロセッサ
ウ:対称型マルチプロセッサ
エ:スーパースカラ
正解はイ。
- タイムクウォンタム(割り当て時間)内に処理が終わらないと、状態は「実行可能」となる。アプリケーションの割合は変わらず、OSの割合が増え、割り当て時間が短くなるので、アプリケーションの即時性は良くなる(より早く実行開始される)。
正解はア。