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2006.04.06
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カテゴリ:米国株式の魅力
前号までご説明してきた「良いビジネス」を簡単にまとめると、「カネのなる木」のように利益が生まれて、かつ、長く利益成長を継続できるビジネスという事になります。それでは実際にはどのようなビジネスが当てはまるのでしょうか。「良いビジネスを安く買う」のうち、一旦「安く買う」の部分は外して挙げてみたいと思います。

第51回 インターネット第2ステージ (2003年7月28日)でもご紹介した通り、インターネット業界には良いビジネスが見付けられます。ここ10年、インターネットによって皆さんの生活は大きく変わったと思います。今ではPCや携帯電話でインターネットを見ない日は殆どないどころか、一日のうち殆どの時間をインターネットに費やしているという方も多いのではないでしょうか。相対的にインターネットの利用は若い世代の方が多いでしょうから、今後もますますインターネット利用人口が増加していくというのは確実でしょう。

また最初は「本当に商品が送られてくるか」や「クレジットカード情報が悪用されるのでは」などの不安から、インターネットで買い物をする事はあっても最少限にとどまっていたと思います。しかし2004年になって初めて、インターネット・オークション「EBAY」が米国中古車の取引高NO.1となるという象徴的な出来事が起こりました。今では数千ドル、数万ドルする中古車の取引がインターネットを通じて行われるようになってきているのです。即ちインターネット・ビジネスは 数量X価格 で増加してきています。

インターネットでの商取引が「本格的」なものとなってきたのはごく最近の事です。例えば、インターネットバブルと言われた2000年当時、米国小売売上高全体に占める電子商取引の割合は0.8%に過ぎませんでした。2005年末時点でその割合は3倍になりましたが、まだ2.4%に過ぎません。一方、米国の小売売上高は直近の数字で昨年に比べて6.7%増加しています。即ち、全体のパイが年間6-7%拡大し、しかもそのパイの中で割合をさらに拡大しようとしているのですから、業界自体が「良いビジネス」と言えます。

そのような業界の中で、高い参入障壁、競争力や利益率を保っていけるならば、それはさらに「良いビジネス」です。当コラムや講演会でも再三ご紹介してきたグーグル(GOOG)やイーベイ(EBAY)などはそれに当てはまると思います。優れた検索エンジンはそう簡単に開発できるものでなく、そのシステムを一旦確立したグーグルは相当優位な立場にあると言えます。またオークションのビジネスはWinner takes all(勝者が全てを持ち去る)性質があり、同じくその地位を確立したイーベイのビジネスが近々揺るがされる可能性は考え難いと思います。

残念ながら、今ではこれらのビジネスは「安く」はなくなってしまいましたが、何らかのイベントをきっかけに安くなる事があれば、「良いビジネスを安く買う」チャンスでしょう。今回は分かりやすいインターネット業界を例に挙げましたが、米国株式市場には他にも沢山「良いビジネス」を見付ける事ができます。





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最終更新日  2006.04.14 12:08:43
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