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2006.04.14
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カテゴリ:米国株式の魅力
引き続き「安く買う」の部分を一旦外して、今回も「良いビジネス」にフォーカスしたいと思います。高くてもよいから「良いビジネス」を見付けたい、というのであれば大型株、特にダウに採用されているような会社のビジネスを分析してみれば良いと思います。良い物は通常高い筈で、それは既に企業の価値として株価に反映されているでしょうから、自ずから大型株という事になります。実際、ダウに採用されているような企業のビジネスモデルは素晴らしいものです。

マイクロソフト(MSFT)は少し前まで世界最大の時価総額を持つ企業でした。もちろん高度な基本ソフトの開発は誰もができるものではなく、開発までには沢山の優秀な技術者と時間、費用を要します。しかし一旦開発してしまえばあとはそれをCDに書き込んで箱に入れて販売するだけで、それほど追加費用がかかるものではありません。しかも一旦シェアを確保してしまえば、いくら優れたものを開発しようと他社が容易に参入できるものではありません。

アメリカン・エクスプレス(AXP)は世界で3番目のシェアを持つクレジットカード会社です。アメリカはカード社会で、小売店での買い物では50%以上の支払いにクレジットカードが用いられており、しかもまだ増加傾向にあります。しかもアメリカの個人消費はここ10年間、年率6%(名目ベース)のペースで伸びています。中でもアメリカン・エクスプレスは相対的に高所得者層をターゲットとしているため、これを上回る売上成長が見込めますし、さらに利益成長率は売上成長率を上回るのが普通です。

ウォルト・ディズニー(DIS)はご存知の通り、ディズニーのライセンスを保有し、これを元に映画やTV番組の配給、テーマパークの運営やディズニー関連商品の販売等を行う会社です。通常、ビジネスというものには顧客獲得コストというのが少なからず発生し、顧客にお金を支払ってもらうようになるまでには広告、宣伝、プロモーションなどを通じて逆にコストを負担しなければなりません。しかしディズニーの場合、会社の代わりに「親」がその役割を果たしてくれています。親が子供に一生懸命、しかも無料で宣伝してくれるこの構図は人類が続く限り続くもので、良いビジネスモデルと言えるでしょう。

コカ・コーラ(KO)は著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が長期間保有している銘柄として有名です。コカ・コーラ本体が販売しているのは角砂糖で、これにコカ・コーラ・ボトリングという会社が炭酸水を入れて、ボトルに入れて販売しているので、本体のビジネスは非常に利益率の高いものです。コカ・コーラの売上の半分は一日5本以上飲む人によって支えられていると言われるくらい、同社には根強いサポーターがいます。最近は健康志向の高まりから冴えない展開が続いていますが、一昔前は良いビジネスの典型だったと言えます。

この他にもダウ採用企業のビジネスモデルには、それぞれ確固たる強みを見付ける事ができます。このように「良いビジネス」を分析するには、単に数字で測れる定量的なものだけでなく、定性的なものをよく見極める事が重要です。ダウ採用企業が大きな時価総額で評価されているのは、そのビジネスモデルが優れたものであるからです。それなら、それが何故良いビジネスと言えるのかよく分析し、できれば中小型株でそのような良いビジネスを見付けるべきです。そのような会社は将来のダウ採用企業であるかもしれないのです。






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最終更新日  2006.04.14 12:09:31
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