676530 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

イタリアいなかまち暮らし

イタリアいなかまち暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

Freepage List

私たちの住んでいる所


ここは南イタリア


モリーセ州とは・・・


カンポバッソ市とは・・・


田舎のいいところ


イタリア生活【住居編】


探し方


石レンガの家


今住んでいる家


はじめに~ヘタレな私~


私と夫について


店を開くまで


土地購入難航


商店賃貸


私たちのレストランについて


営業時間について


休日が日曜と月曜な理由


料理(旧)


飲み物


イタリア生活【家、家電、生活用品など】


家の一部分


家電


女性向け生活用品


【食品】:本当にここは美食の国か?


パン


コルネット


パスタ



【食品】飲み物


【食品】食材


小麦粉


でんぷん


ベーキングパウダーとイースト


バター


【食品】肉


薄切り肉


牛肉


イタリアの食文化


イタリア料理


食事の形式


一日の食事


一週間の食


食の保守性


好まれない食べ合わせ


◆好み【食感】


◆好み【食材の味を大切に】


◆好み【大人の味】


◆好み【微妙に好まれない物】


脱線して世界の料理の話


2007/08年インド・ネパール旅行


インド、ネパールの食事の感想


インド食◆ターリー?単品?


インド食◆ベジ?ノンベジ?


インド食◆高級インド料理


インド食◆おいしかった店


ネパールで食べたもの


カトマンドゥでも中華、和食、洋食。


飲み物と屋台料理


インドの下痢と風邪


写真


イタリアで野に咲く花の写真


夫の歯根端のう胞手術


イタリアの医療


夫の歯。これまでの状態


問題発生


診断


治療方針


Profile

Japan/Italy/Canada

Japan/Italy/Canada

Category

Favorite Blog

Comments

出葉(てには)@ Re:イタリアの地震(04/10) すみません、ラクイラの地震は4/6です ウ…
peko@ Re:バンクーバーにいます!(03/24) モリーゼに興味があり、検索してましたら …
モリーゼ州に留学する大学生@ Re:新しいブログです(01/20) 初めましてこんにちは。わたしはこの春か…
オリジナルハーブティー@ Re:ケフィア(03/07) 私はケフィア愛用してます。 日本でつく…
はる@ 猿蔵 さっき、吉祥寺の猿蔵でぼったくられまし…

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

2007.11.20
XML

滞在許可書の手続きで郵便局で書類を送ってから約2ヶ月後のこの前、クエストゥーラから手紙で日時を指定して召喚された。持っていくものは、先に送った書類でコピーを送ったものの原本、写真4枚、書類を送ったときの領収書、に加え、住んでいる家が住んでいる人数にふさわしいという証明書、ということだ。この最後のやつは今までなかった新しい条件だ。移民がちゃんとしたすみかを持っているか調べたいらしい。スラム的な居住環境をイタリアに持ち込むな、ということか。

この証明書はまず大家からもらった委任状を持ってCatasto(土地台帳管理局)に行って家の見取り図を手に入れ、それをurbanistica(市役所の都市計画課)に持っていく。何日か後に視察員が家に来て実寸を図りそのまた何日か後にurbanisticaで「この家に(私たちの場合)二人が住むのはふさわしいです」という感じでようやく発行される。

ちょっと複雑かつ無駄すぎないか。
なぜクエストゥーラが直接見取り図を見て判断できないのか?なぜ見取り図が寸法もすべて証明するのにかかわらず実寸を図る必要があるのか?広さだけで水道、電気、下水は気にしないのか?などいろんな疑問がわくが、いちいち突っ込んでもきりがないのでここは従うしかない。

この一連の手続きは最初から教えられていたわけではない。
クエストゥーラからの手紙にはこの証明を取るにはurbanisticaに行くこと、としか書いていなかった。相方がurbanisticaですぐにもらえると思って早速出向くと、Catastoで家の見取り図をもらってこいという。Catastoに行くと家の持ち主である大家の委任状が必要だという。大家から委任状をもらって出直すと今度は大家のIDのコピーも必要だという。相方切れるその1だ。大家を仕事先から呼び出してIDをコピーさせてもらい、晴れて見取り図を手に入れてurbanisticaにもどる。すると調査員が今度実際家に行くというので、携帯の番号を置いていく。

次の日の朝9時ごろ、相方と私が家にいるときに携帯が鳴った。10時ごろに来るという。相方は今仕事で出るところなんだから今すぐ来てほしいと希望を言ったが、聞き入れられず、しかも実際来たのは10時40分ごろだった。電話があってからわれわれはざっと簡単に家をかたづけたりしていた。私は、友人や親戚が来るのとは違うんだし、この家が二人住居可能とわかればそれでいいんでしょ、とあまり念を入れなかった。
10時15分、そろそろレストランのシャッターを開けないと近所の人が見て、あ、今日は下準備もしないで寝てるな、とチェックされてしまう。相方がそう心配するので私が先に行って開けて、相方が調査員の用事を済まさせてからレストランに来るのを待つことにした。

11時ごろやっと来た相方、怒り心頭に達していた。一人でイタリア語の悪い言葉をぽんぽん吐き出して、ちょっと怖かった。

来るといった時間より大幅に遅れてやってきた3人の調査隊(?)に、そんなに待たなければいけないのかとちょっと文句を言ったら「ええ待たなければいけませんよ。12時になっても待たなければいけませんよ」と言われて早速むっとした相方。それはおいといて
この調査隊、市警2人と都市計画課(urbanistica)の人1人という構成で、実際は都市計画の人が家の中を測量して、警察は付き添いみたいに立ち会うだけのものだったらしいが、

なんと、この警察二人は家に入ったとたん、いろいろと遠まわしに我が家に関するコメントを言い始めたそうな。

ちなみにわれわれの住んでいる家は我が家というほどでもない、洞穴のような、真っ暗の、イタリアの旧市街によくある何百年モノの住みにくい家である。(フリーページの今住んでいる家に写真つきで説明している)
劣悪な住居だということは百も承知だ。私たちだってましな家を探している。しかしレストランから徒歩3分圏内で探すとやはり暗かったり、ベランダがなかったり、家具や建具が古くて汚かったり、家賃が2倍に膨れたり、戸別で暖房の入り切りができなかったり、と、これがあればあれがない状態である。住居兼レストランを作るのにいい土地がもし今見つかって買えたら、1年前後には引っ越すので、ちょっとだけ日当たりがいいからといって同じような家に移っても面倒なだけなのだ。

しかしそんなことは、二人が住めるかどうかの調査では問題にならないと思って、気にもかけていなかった。この家にはもう慣れているので、他人の目にどう映るかなど忘れてしまっていたし、どう映っても広さを調べる調査員だから口に出して言われるとは思っていなかったのだ。

しかしここはイタリアで、調査員はイタリア人(で役人・警察)であることを忘れるべきではなかった。

この新しく始まった制度のせいで、いろいろな家を見て回るという仕事を始めて、ちょっとはしゃいだ気分だったのだろうか?

「こういう家でなあ、昔は20人は一緒に住んでたもんだ」(←今は誰も住まない、と言いたい?)
「ここカビが生えてるぞ」(イタリアで壁にカビが生えるのはよくあること)
「職業は?」(こんなボロ家に住む人はいったいどんな職業なのか知りたいらしい)
「家賃いくら?」(こんなボロ家に住むのにいったいいくら払うのかと興味しんしんらしい)

ここで相方はかなり切れたらしい。広さを調べる調査で、家賃がどう関係あるのか?調査に必要なことなのだったら答えたことを記録しないのか?(まったく記録せず、世間話のような感じでなれなれしく聞いてきたらしい)などなど問い詰めてやったそうだ。相方はあまりに腹が立って、体が震えるほどだったそうだ。
すると、都市計画が口を開いた。

「この人たちは警察ですぞ」

さっぱり意味不明の対抗に相方はあきれて、ヤレヤレと言う感じで肩をすくめたきり黙って対応したらしい。
用事は結局、都市計画の男が測量して終わりだった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.11.21 00:03:14
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.