脱獄不可能な刑務所アルカトラズ
旦那の友人・・・は、年齢層が幅広いです・笑ニューヨークにいる友人が遊びにくる、というので、どの友人さん?と聞くと20代の女性ボーイフレンドと一緒に3連休をサンフランシスコで過ごすので、案内する〜と言いました。じゃあどうせなら私たちもサンフランシスコを観光しようよ、という事になりました。ここへきて半年過ぎましたが、未だ市内の観光名所に行っていない・・・のでチャンス東京にいるのに東京タワーに登った事がない、という様な「あるあるネタ」ですね。サンフランシスコにいるのにフィッシャーマンズワーフや アルカトラズ刑務所に行った事がないケーブルカーにも乗った事がない、ゴールデンゲートブリッジは車でなら通りましたが歩いてない・・・ってないないづくしですねあとサンフランシスコといえば・・・??おお、そうだそうだ。世界最大規模のチャイナタウンがありまして〜ユニオンスクエアの近くなので、車とバスで通りましたが「ここはどこ!?」っていうくらい周りが中国語と中国人ばかりで驚きました。チャイナタウンのことはいずれまたしっかり書きますね^^結局行くことになったのは、アルカトラズ島の刑務所でした。1934年から1963年まで連邦刑務所が置かれていた島で、この連邦刑務所は、シカゴのギャング、アル・カポネも収容されていたことで有名です。こんな顔だったっけ・・? とにかく第1級凶悪犯が収容されていました(怖)1973年から観光地として一般に公開されていますが、夏は予約しないと行かれない位大人気だとか。そういえば、息子が以前行った事があって、妙に絶賛していた記憶があります。彼が絶賛するのは2次元、ゲーム、音楽、鉄道 に偏りがちなので、どういうつながり?と首をひねりましたが、この際深く考えるのはやめようっと。フィッシャーマンズワーフの、ピア33という船着場からフェリーに乗って行きます太陽光発電で動くフェリー。この日はあいにく曇り空ですが、そんな日でも大丈夫だそう。なんか・・天気悪い方が凄みが増すような・笑 15分程で着いちゃいますシーズンオフですが、それでも凄い人でした。到着11時帰りのスケジュールをチェックしておきますフェリーと館内でのオーディオツアーの料金で、$26〜オーディオを借りられるところまで、歩いて登ります〜〜古い建物がたくさんあって、ツボっている私は止まりまくって写真を撮っていましたがみんな気づかず先へ(汗)撮ってダッシュ撮ってダッシュを繰り返し・・・・・丘の頂上の刑務所に着く頃は、けっこう疲れましたです、はい。。。こういう完璧でないところがいい感じ・・・笑(柱なんか撮ってすみません)ふふふ・・・この色合いと配管のバランスなんか最高(私のシュミで・・すみません)さ、気を取り直して(益々挫いてる気が)中に入りましょう。シャワー室は個室がなく完全にオープンスペース(監視の目も行き届きやすいという)一人の部屋は、縦(奥行) が約 2.5m 横(幅) が約 1,6mくらいで、ものすごく狭いです・・・日本語での解説は、わかりやすいです。英語では、本物の囚人の声を使っている部分もあるので迫力がありますよ〜〜 この囚人たちは世間を相当騒がせた凶悪犯たち・・・・実際何度も脱獄を試みた囚人はいたそうです・・・・なにせ、サンフランシスコ市内から 2,4 キロしか離れていない孤島ちょっと泳ぎに自信があれば泳いで渡れそうです(何をかくそう私も高校時代は水泳部で、横須賀の猿島まで泳がされました)で・す・が !このサンフランシスコ湾は、潮の流れが超速く、風も強く、年平均水温10~15度時折深い霧に覆われる大変な難所なのであります。それを、長年の監禁生活で体力的にも衰えている囚人が、対岸のサンフランシスコまで泳ぎきるのはトライアスロンに出るような鉄人達じゃないと、ほぼ不可能というわけです。私ですか?高校時代です。しかもあったかい海!試そうなんてツユほどにも思いませぬ。監獄として使われていた29年のあいだに36人が脱出を試みた結果すべて再逮捕・射殺・溺死・行方不明。1962年の兄弟大脱獄劇はクリント・イーストウッド主演「アルカトラズからの脱出」という映画になっています。これが、実際脱獄した現場です!通気口を何年もかけて広げていったようですそしてこの壁裏の通気口を通って彼方に見えるサンフランシスコを泳いだ・・ようですが、生死不明。夜の見回りに気づかれないよう作ったダミー人形の頭に本物の髪まで付いてました(ひえー)脱獄を図る囚人の一方で、模範生なる囚人たちも(模範という言葉を使えるのか??)勉強する意志もあり、よく働く囚人たちには、図書館への出入りを許されたり唯一日の当たる外の運動場で、体を動かしたりする事を許されたりもしたそうですこんな風に絵を描いて飾ったりもしていたそうです。鉛筆とか凶器になりそうですが・・・そこはさすが問題を起こさない囚人たちに許された特権。これを得るまでにはかなりの信用を積み重ねないとできない事のようです。ダイニングルームには今は何もなく、静かに午後の光が差し込んでいますが当時は一番傷害発生率の高い場所だったそうです(ナイフ扱ってますしね)ライトやガラスも当時のまま・・・時が止まった感じです。被写体としては、大好物のオブジェクトですが、夜はあまり近づきたくないですねナイトツアーもあるそうですが、ご興味ある方はぜひ!!!お土産を売っているところで、なんと本物の囚人さんが!!この方はアルカトラズに3年いたそうです。1963年ここが閉館になる時26歳のちに自伝を書き、本にサインしながら刑務所で売っているそうです。うーむ。マーケティングの一端でしょうか?とも思いましたが、人の人生いろいろですから横からとやかくいうつもりはありませぬ。。とにかくこういう経験をするところはあまりないと思うので・・・・サンフランシスコにきたら、ベタですが、まずここオススメです!長文読んでくださり感謝ですにほんブログ村