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2012.05.22
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カテゴリ:映画は行

 【中古】美品! ピアニスト <期間限定生産版>/イザベル・ユペールDVD/洋画ラブロマンス


ウィーン国立音楽院でピアノ教授として働く40歳のエリカは

幼い頃から病的に厳しい母親と2人暮らし。

ある日ワルターという青年と知り合い想いを寄せられるが・・・。


最初母親が帰りの遅くなったエリカに対して文句を言い買ってきた服を破り

ケンカして仲直り(?)というシーンを観ただけでげんなりしてしまった。

どうしてミヒャエル・ハネケ監督は人が見たくもないものをこうも的確に描けるのか。

映し方がとてもいやらしい。やっぱり性格悪いんだろうか?

精神的に成長するはずの時期も抑圧的な教育でピアノ以外すべての事を禁止されて育ったエリカは

まっすぐに行為をぶつけられても返し方を知らない。

知っているのはポルノビデオで見た歪な行為だけ。

ここは最高級にげんなりしてしまう。

でも一見すると不気味なだけのエリカの行動も知る機会を与えられず

出来る限りで詰め込んだ知識だけで必死にワルターに応えようとしているんだとわかれば

いい意味で滑稽に見えて面白いし好意を寄せられた途端化粧したり明るい服を着たりと

わかりやす過ぎる一面も可愛らしい。

ワルターに優しくしてもらっていた教え子であるピアニスト志望の女の子の手を傷つけたりしても

エリカったらやきもち妬きだな、なんて思えたりしなくもなくもないような気がしなくもない。

ただこの面白さも可愛らしさも救いようのないものなのでどんどん気が滅入ってくる。

この監督そうさせるのが目的で映画つくってるんじゃないだろうか。

ラストは観る人によってとらえ方が違うんだろうけど個人的には

とてもポジティブに解釈する事は出来なかった。

そして音も何もないエンドロール・・・。

あーやだやだ。

クラシックの知識がこれっぽちもないのが残念だったなと思う。


「ピアニスト」★★★★














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最終更新日  2012.05.22 21:03:07
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