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テーマ:闘病日記(4004)
カテゴリ:腰椎椎間板ヘルニア闘病記。
怖い。 怖い。 怖い。 銀ブチ先生が去った後、 ブツブツ言いながらブルブル震えるJAM。 家族が見たらキウイにそっくりだったかも。 よく神経根ブロックの説明には、こんな記載があります。 「神経根ブロック注射は、侵襲性が高く…」 この「侵襲性」という言葉。 やさしく日本語訳すると 「めちゃくちゃ痛いです」 ということです。 昔から聞いてはいたけれど、 まさかそれを自分がやるハメになるとは。 全くの他人事だったのに、 人生何が起こるかわからんものです。。。 銀ブチ先生の容赦ない「神経根ブロックやっちゃいますよ宣告」から30分後、看護婦さんがストレッチャーを持って部屋まで来ました。 「JAMさん、こちらに移ってくださいね~」 看護婦さんに誘導されて、ストレッチャーに移されるJAM。 そして向かったのは1階にある検査室です。 (ここからちょっと痛い表現があります。苦手な方はご注意ください) 神経根ブロック注射は、レントゲン透視下で行なわれる注射です。 レントゲンに脊髄を映し出した状態で、問題のあると思われる脊髄の神経の束に向かって麻酔無しで直接針を刺し、 「再現痛」 を出します。 「再現痛」というのは、針を神経に刺して、 その刺された痛みが現在患者が痛いと思っている部位に再現されているか確認すること。 そこを刺されて すげえ痛い! と思えれば、針がうまいことヒットしたということになり、 そこで初めて麻酔薬を注入して終了。 神経の炎症が抑えられ、痛みが緩和し、問題があると思われるヘルニアの部位の確認もできるというわけです。 再現痛が出なければ場所を変えて何度も針を刺されるし、 実際針がヒットすると、痛がってる神経に直接針を刺して更に確認しているわけですから、そりゃもうモーレツに痛いわけです。 検査室の中に入ると、準備万端状態の銀ブチ先生がいました。 銀:「この台の上にうつ伏せに寝てください」 怖くて泣きそうで震えながら、JAMは検査台の上にうつ伏せで寝ました。 かなり体の奥まで針を刺すので、背中の広範囲に消毒薬が塗られました。 そして、レントゲンの電源が入り、モニターにJAMの腰椎が映し出されます。 J:「先生…あの…」 銀:「はい?」 J:「何回くらい、針刺しますか?」 銀:「運がよければ1発です。ヒットしなければ何回か…」 ひいいいいい~。 できれば1発でお願いしたい…。 口には出しませんでしたが、そんな懇願を心の中でしていたJAM。 そしてその願いは、銀ブチ先生によって叶えられました。 銀:「それじゃいきます。…ここどうですか?」 J:「…うあっ!」 そうなのです。 あとからわかりましたが、ブロック注射って医者の腕が問われますね。 上手な先生とヘタな先生の差が激しい。 銀ブチ先生は、ブロック注射がかなり上手な先生だったようで、1発でJAMの「再現痛」を引き出しました。 銀:「来ました?ここですか?」 J:「はい!そこです!(つーかすげえ痛いっ)」 銀:「じゃお薬入れますよ~」 うぎゃあああああああああああああ~ (先日のキウイの悲鳴から引用しましたが・笑) 一瞬の痛みです。 時間にして3秒くらいです。 しかし。 失神するかと思うくらいの痛みでした。 あんなホラー映画ばりの悲鳴を上げたのは、人生で初めてでした。 しかし、麻酔薬を入れられた瞬間、 あれほど痛かった左足の痛みはピタリと止み、 伸びなくてずっと“くの字”状態だった左膝が、 バタン!と音を立てて床につきました。 ものすごく痛い注射ですが、効果もかなりあるのです。 ただ、神経根ブロックは人によって痛みの感じ方が全く違うようで、JAMの場合は相当痛かったですが、同室になった別のヘルニア患者さんは 「あんなの、あたしは何回でもできるけど?」 とケロッとした顔をして言っていました(^^; 人生初の神経根ブロックを体験して、部屋に戻ったJAM。 注射を打ったら1時間は動けないので、自室のベットでうつ伏せのまま過ごしました。 その間痛みは全く無く、椎間板ヘルニアを患ってから、初めて 「足が痛くない時間」 を味わう事ができました。 注射の効果は人によって異なるようですが、普通は1週間くらいは持つようです。 これでしばらく楽になれるな…。 ホッとしていたJAMなのでした。 しかし。 翌日の日記の記載はこうでした。 8月15日(携帯日記より) 『神経根ブロック効果、丸一日しかもたず。夜に落胆して泣く。』 あっという間に、魔法の効果は切れたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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