カテゴリ:自転車
この修行ツアーの相棒ビターさんのブログを合わせて読むと一緒にしんどい思いをしているような感じになる事間違いなし!
今、手元に昨日行ったコースの地図があるのですがまさかこんなにハードになるなんて・・・つくづく無事に帰ってこれて良かったなと思います。 ビターさんと難波で待ち合わせて一路橋本駅へ。電車の中では競輪、競馬の話で盛り上がる、なんだかんだ話がはずんだところで橋本駅に到着、自転車を組み立てる。幸いコインロッカーがあって輪行袋等不用品を預ける事ができた。まずは足慣らしでR370の平坦路を西に向かい、道案内にしたがい交差点を左折、ヒルクライムの始まりです。この時はまさかあんな展開になるとは思わなかったので登りで相変わらずアドレナリンが出て本気で登り、途中のトイレでビターさんを待つ。再合流の後に再び登り、無事高野山駅到着! 二人で「よく登ったなぁ」なんて達成感を感じていました・・・が・・・ここでR480に合流するために選択した道がバス専用道で、途中で守衛のおじさんに注意された時から雲行きが怪しくなります。 途中の警察署で"左折"して坂を下っていったのですがいつまでたってもR480に合流できません。二人しておかしいな?と思いながら途上の地元の方にお話をうかがううちにどうやら地元道に迷い込んだ事が判明、とぼとぼと降りてきた坂を登ります。再び警察署の前で"右折"した所無事高野山の観光街にでてR480に合流です。考えてみれば世界遺産の高野山がこんなに寂しい町な訳はなく、R480はかなり賑わっておりました。予定通りトンネル手前で右折してR53に合流、本日の第2ステージに突入です。この登り始めの時に携帯食を食べてしまって"後で買えばいい"ぐらいに思っていたのですがこの見通しも非常に甘かったです。まだ脚があったのでここでも順調に登り無事天狗木峠に到着!これが午前中最後の登りだと思っていました・・・ 順調にダウンヒルを楽しんで予定のR733に合流・・・が、R734を左折しようとしたところ「5km先がけ崩れの為通行止め」の看板が・・・ここまででかなり下っていて再びR51に再合流するなんてちょっと無理だよなぁという頭があったので迂回路を探したところ立里荒神社横の地元道が通れそうだという話になり脇道にそれたのですがこれがとんでも無い激坂!あまりの激坂ぶりに34-25でダンシングした脚もさすがにもたずに自転車から降りました・・・屈辱・・・激坂区間をしのいで再び乗車、途上の手洗い場で地元民の方を話をしたところ「あんたらようやるなぁ?」「学生の時自転車やってたの?」なんて言われながらこの先はまだまだあるという絶望的なコメントをもらう。しかし我々は行くしか選択肢がない。これでもか!と続く坂を越え、最後の駐車場そばからバス駐車場までの最後の激坂を乗り越えようやく立里荒神社に到着。近くの売店でおでんをいただきながら店主のおばちゃんにR734に合流した旨を伝えると「わき道は行き止まり」「それだったら戻って左折して」「自転車だったら"通行止め"を越えられる」とこの登りはなんだったんだ・・・という絶望的なアドバイスをいただく。せっかくだからお参りしようかという話になったがそこから先は延々と続く階段であっさり断念、近くの祈祷所で仮祈りをすませて下山。くだりながらこれはとんでも無い激坂だと実感。登りはあんなに苦労したのに下るときはあっさりくだり"通行止め"のR734に合流。 R734は道幅が狭く道も荒れていてあまり快適な道とはいえなかった。それでも行くしか選択肢が無い。売店でおでんを食べたもののすでに腹ペコ、ハンガーノックの危険性が頭をよぎる・・・しばらく進み、池津川はこちらの案内にそって右折するとそこには登り坂が・・・「うわ~・・・また登り・・・」もうここまでくると脚も使い切っていて精神的にもかなり参ってました。でも行くしかありません・・・登って登って登って下りになったのですが前述の通り道幅がせまく砂利ばかりで飛ばす事ができません。下ハンブレーキの右指もいいかげん疲れてきます。休憩をはさんで赤谷のキャンプ場を過ぎたあたりから道もまともになってきました。ようやくR168沿いの夢乃湯が見え、そこでようやく昼食にありつく事ができました。 時刻はすでに13時半、とんかつ定食を食べながら「今回は"谷瀬のつり橋"を見るのはあきらめよう」と現実的な選択をし、今ある体力、気力、精神力すべてを帰宅に向けて使う事にきめる。R168をたどればよいのだが問題は途中にうねった道があり、「これ、登り道なんじゃないか・・・」というおぼろげな不安が頭をよぎる・・・ R168(正式にはがけ崩れがありR168の迂回路)の川沿いの道を進み、道の駅"吉野道大塔"の看板が見え、ビターさんに道の駅で休憩しようと伝えたところで先の道を見ると本日何度目からわからない登り坂が・・・脚はもうパンパン、下ハンを握った方が力がでる事がわかっているのにしんどくて握れません・・・それでも帰りたい一心でペダルを踏み続けます・・・帰りたかったらペダルを踏むしか無いのです。そう、まさに今回のツーリングは高野山に相応しい"修行"だったのです。ようやく道の駅で休憩ししばらく登ると"下りだぁ~!!" ひたすら下りです、今回は道幅も十分で飛ばす事ができます。今までの登りの分ひたすら下っていきます。途中でトンネルがあり、そこは地面が見えないほど真っ暗な上にヘッドライトが故障で点かなくてかなり怖い思いをしながら進みます、これが3回ほどありました。 長いR168を抜けR55を左折、ここまで来ると町です。ローソンもあります、CoCo壱もあります。やっぱり自分は都会っ子なんだなぁ・・・コンビニがあると落ち着きます、お金があればなんとかなる世界ですから。 無事橋本駅到着!達成感も何も無くただひたすら無事に怪我無く帰ってこれた事が嬉しかった。ビターさんと電車の中でコーラで乾杯した後見事に爆睡、難波でお別れしてそれぞれの帰途につくのでした・・・ いつ精神的に切れてもおかしくない状況をよく乗り越えたと思います。とくにビターさんは坂が来ても「しゃ~ないか」ってな感じで淡々としていて非常に頼もしかったです。方や僕は天狗木峠までで脚を使い切ってしまい、疲労から自分の事しか考えられなくなっていて、ビターさんのフォローができずに申し訳なかったです。 この修行を乗り越えなんだか一回り大きくなったような気がします。ビターさんから表六甲に挑戦した方が良いと薦められたので近いうちに行ってみようかと思います。長文お付き合いいただきどうもありがとうございました。 あとビターさん、本当にありがとね!絶対リベンジツアーやりましょうね!その時は素直に国道走りましょう(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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