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使徒行伝7章より
まず、1分de聖書を読みましょう。(篠原利治) おはようございます。今日は使徒の働き7章「ステパノの殉教」です。 「主よ、この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、彼は眠りについた。:使徒の働き7章60節 ◆要約 議会に引き出されたステパノは、大祭司や議員たちの前で、父祖アブラハムの時代から始めて、イスラエルの民の歩みを振り返った後、彼らを糾弾します。 「うなじを固くする、心と耳に割礼を受けていない人たち。あなたがたは、先祖たちと同じように、いつも聖霊に逆らっている。先祖たちが迫害しなかった預言者がいたか。彼らは、正しい方が来ることを前もって告げた人たちを殺したが、今やあなたがたが、この正しい方を裏切る者、殺す者となった。あなたがたは律法を守らなかった。」 人々は、これを聞いてはらわたが煮え返る思いでステパノを見ました。しかしステパノは聖霊に満たされて言いました。「見なさい、天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます」 これを聞くと、人々は大声で叫びながら、耳をおおい、一斉に彼に殺到しました。そして彼を町の外に追い出し、石で打ちました。このとき、証人たちは自分たちの着物をサウロという青年の足もとに起きました。ステパノは、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と叫んで息絶えました。(岡崎道成) 解説として 使徒行伝7章は、「初代教会の教会執事、ステパノのメッセージ」です。 ステパノは単に、初代教会の配給の責任を負っただけではありません。彼はイスラエルの歴史を理解し、常に神の経綸に生きていました。 そしてそれを、しっかりまとめて自分のものとし、いつでも人々に語れるように、備えていました。アブラハムの召命(アブラハム契約)から、ソロモンの神殿建設(ダビデ契約)。そしてバビロン捕囚(神の裁きと回復)まで、しっかりと理解していました。 ステパノは、新しい契約である主イエスの福音によって救われ、イスラエルの神殿や律法に対する新たな考え方、「神の経綸におけるイスラエルの生き方」を、語りました。 それ故に、当時の指導者である大祭司や祭司長、サドカイ派やパリサイ人に、目をつけられたのです。まさに今後の宣教のテーマ、律法と福音の関係が、ここに示されています。パウロも後に、この宣教のテーマによって、迫害を受けます。 ステパノは拘束され、議会で大祭司により「その通りか」と、尋問されます。しかし彼は、人を恐れず、真実に弁明します。神の経綸を正しく、イスラエルの歴史を通して、明瞭に語ります。真実にコツコツ、福音を語ります。ここに私たちが成すべき、聖書信仰者の姿、クリスチャンの姿があります。 神の経綸は、イスラエルの歴史の中にあります。故に私たちは、神のご計画を知り得る為には、旧約聖書(イスラエルの歴史)を、しっかりと読んで、意味を学ばなくてはなりません。 創世記からマラキ書まで、しっかりと読んで、意味を学ばなくてはなりません。感覚的な信仰から脱却して、聖書六十六巻の聖書研究によって、神の経綸を知る信仰に、至りたいものです。 (篠原利治) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/01/27 08:22:54 AM
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