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列王紀上4章を読んで思うこと。「ソロモン王国は、日本の様」ということ。
ダビデの時代は、対外的な諸国との戦い、内乱クーデター鎮圧の連続でした。 しかし、ソロモンの時代は、戦後の平和ボケ。ソロモンの時代は、栄華を極めた繁栄の中、何かがネジレて、下り坂に至ります。 今日の日本とよく似ています。豊かさと便利さは良いものですが、しかし結局それらが、この国を足元から腐らせることになります。 「ソロモンはユフラテ川からペリシテびとの地と、エジプトの境に至るまでの諸国を治めたので、皆みつぎ物を携えてきて、ソロモンの一生のあいだ仕えた。」(列王紀上4:21) ソロモンの治世は、イスラエルの歴史上、最大の領土を所有することになります。その領土からは広大な地域の故に、豊かな収穫物を得、周辺諸国の人々からは王の知恵の故に、多くの貢物を得ました。 その物質的な富は、増える一方です。しかし結局それらが、ソロモン王国を足元から腐らせることになります。 「ソロモンはまた戦車の馬の、うまや四千と、騎兵一万二千を持っていた。」(列王紀上4:26) ソロモンの治世は、イスラエルの防衛上、重要な場所に軍事施設を作りました。その徴兵制度からは、強制労働も強要した故に、高い代償を払うことになります。 また重要な場所に神殿宮殿を作りました。壮大な建設の故に、莫大な費用がかかり、民の税金をつり上げて、搾り取る必要がありました。 それに乗じて世俗化が、現実的に忍び寄ってきます。何だか、今日の日本とよく似ています。 最後にソロモン王国を支えた、ごく限られた少数の高官たちの話。彼らは王国の政治経済の専門化、特別なスタッフです。今日で言う官僚です。 その人々は、ユダ族の人たちでした。王だけでなく、首相大臣だけでなく、彼らが国を動かします。 何だか、今日の日本とよく似ています。列王紀は、今から約3000年前の書物ですよ。ほんと凄いことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/04/11 08:33:20 AM
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