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テーマ:報徳記&二宮翁夜話(503)
カテゴリ:二宮尊徳先生故地&観音巡礼
現在、「報徳本教・青木村治績」をブログで少しずつ紹介している。これは明治後半から昭和初期にかけて報徳関係者が発刊していた雑誌である。
もとはといえば「報徳社徒 鈴木藤三郎という人」を作成するにあたって、今1歩踏み込もうと藤三郎氏本人の講演なり寄稿を探していたところ、この「斯民」という雑誌に豊富に載っていたのである。「報徳社徒 鈴木藤三郎という人」の資料的価値の高さもまた、一つには報徳文庫を起草するにあたっての藤三郎氏の願文等関係書類を掲載したこととこの「斯民」の藤三郎氏掲載記事を収集して載せたことにあろう。 どうも物事は継起するものらしく、県立図書館で「斯民」の鈴木藤三郎氏の記事をコピーする際に気になる記事が2つあった。一つは「富田高慶翁と西郷隆盛翁」についてのべた古橋源六郎氏の記事であり、すでにこのGAIAでも登載した。 古橋源六郎は、実に富田高慶その人から教えを乞い、日光仕法書原文を明治になって通覧したたった一人の人である。富田高慶に暇乞いするにあたっての話も実に味わい深い。( 「富田高慶翁と西郷隆盛翁」その2) もう一つが現在連載中の、「報徳本教・青木村治績」である。その時、一部しかコピーしなかったのであるが、 その第1編第1号(明治39年4月23日)から第2編第11号(明治41年2月7日)の「報徳本教・青木村治績(9)完」まで都合9回にわたって掲載されているのである。原文は漢語で、著者は幕府の役人で尊徳先生の門人ともなった小田又蔵氏である。 青木堰は「報徳記を読む会」有志で見学会に行った。桜川市のT先生にご案内いただいてとても充実した見学会となった。 そこでT先生にその徳に報いることになろうかと、現在アップ中であるが、なにせ元が漢文なせいか現在使われない漢字が多く、意味も分らないことも多く、なかなか大変である。 小を積んで大を為す方式で9月から今市市史の日光仕法掲載を一時休止して、「報徳本教・青木村治績」を掲載し、完成したらT先生に送って差上げようという構想である。 ということで、県立図書館に再びおもむいて残りの部分もすべてコピーしてきた。 尊徳先生は大工が仕事をするまえにその鉋の刃を研ぐといった事前の準備を大事にされた。 いわばその準備は整ったといえる。 ところがそのコピーの箇所を探している際に「栢山詣での記 国府犀東」というのに目が留まった。なんとここまで触れてきた古橋源六郎、鈴木藤三郎氏、これから触れたいと思っている金原明善氏(吉兵衛さんから「報徳社徒 鈴木藤三郎という人」のお礼として贈って来たから、これもGAIAで紹介しとかなくてはね。あれもこれも登載したいものは沢山あるが、まずは一歩一歩右足左足交互に着実に歩んでまいろう。)などそうそうたるメンバーの栢山訪問記で、すこぶる面白い。以下少しずつ抜粋してみよう。 栢山詣での記 国府犀東(読みやすくするため大幅に手直しした) 豊葦原を開きて瑞穂の国となしたまいし昔は、鍬一鍬より始めたまえりとて、人の世に勤労ほど尊き宝なきことを教え、自らもまた、一生の歴史に、活きたる標本を示して、興国安民の道と、分度推譲の法とを立て、あらゆる困難、あらゆる障害に打ちかって、今より約50年の前に、鋤と鍬とのすれ尽きるまで戦い続け、最後の凱歌をあげて、と仰がれる、相模のひじり、日本のひじり、さては世界のひじりというべき、天使二宮尊徳翁の産沙(うぶすな)なる相模の栢山村。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月30日 06時05分35秒
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