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2015年10月05日
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カテゴリ:鈴木藤三郎

鈴木藤三郎「米欧旅行日記」
(「森町史 資料編四 近現代 別冊」)
【明治二九年(一八九六)七月二四日~同三〇年(一八九七)五月八日】

※本資料は読書会の輪読用に作成し、原文のカタカナ表記はひらがな表記に改め、新漢字にした。また、原文を「中学生からお年寄りまで声に出して読める」ものにするため、漢字にはでできるだけルビをった。人名等のルビは推測のものが多く、誤っているルビについては、今後訂正していきたい。また誤字・当て字は原則改めた。ただし旧かな遣いはそのままとし、地名・人名のカタカナ表記も原文のママとした。また、読書会等での理解を助けるため、〔 〕内に、編者において適宜語釈を付した。
 鈴木藤三郎は、静岡県周智郡森町の出身で、明治時代後期に砂糖王・発明王と称された。二宮尊徳の「報徳の精神」を製糖業など近代産業に適用し、また多くの発明によって「産業革命」(機械式大量生産)をなしとげた。鈴木藤三郎は、「報徳」が過去の遺物ではなく、近代産業において有効であることを自らの生涯で証明した偉大な人物です。本会では、現在、二〇一五年十二月の静岡県袋井市浅羽北公民館における「鈴木藤三郎の『米欧旅行日記』」の講演の資料として作成したものである。
鈴木藤三郎の生涯とその「報徳の精神」を知ることは、現代に生きる私たちにとっても有益であると確信する。


 米欧(べいおう)旅行(りょこう)日記(にっき)

    日本(にほん)精製(せいせい)(とう)株式(かぶしき)会社(がいしゃ)

専任(せんにん)取締役(とりしまりやく) (すず)()(とう)三郎(ざぶろう)

(はつ)(てい

 これとき明治二十九年七月十四日、せい製糖せいとう事業じぎょう視察しさつび機械購入のめ欧米え出発せり。亦陸軍大学校教授藤山ふじやまはるかずくんも、米国べいこく欧州おうしゅうへ同日はつていつき、新橋より同行せり。本日横浜港より太平洋汽船会社のベルヅック号にのりこみ、午前十一時三十分同港を解纜かいらん〔とも綱を解く〕せり。この、社長・重役・社員・職工及び辱知じょくち〔知合い〕諸君の送辞をかたじけのし、特に社長長尾ながお・取締役吉川よしかわ監査役かみ恒川つねかわ安間やすま安部あべび社員・技手其他辱知じょくち諸君数十名、本船まで見送り、祝辞しゅくじえいかたじけのふす。

 

 








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最終更新日  2015年10月05日 05時18分20秒



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