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カテゴリ:鈴木藤三郎
八月十一日 晴 午前八時三十分ローレンチヱン氏へ行、是よりワグネル工場へ行、精粉器械の約定す。是より亦ローレンチヱン氏の為めに中飯の馳走あり。是より鉄道会社代理店へ行、大陸鉄道の発車時刻及び其の他都ての手続等を問ふ。午後三時帰宿す。此とき、亦鈴木豹太郎氏来訪、談話数時間して帰る。 此夜書状を認、本国に発す。
1 「黎明日本の一開拓者」一四四頁に、藤三郎が精粉機械一式を注文した事情について次のとおり記述する。 「これは、日本精製糖株式会社の創設者の一人であり、また同年創立された日本製粉会社の重役である村上太三郎氏から、出発に際して同社の機械買入を依頼されていたのである。」 「製粉・製油業の近代化」(笹間愛史)に次の記述がある。 「明治二十九年に東京製粉合名会社は日本製粉株式会社(資本金三十万円)に改組され、ロール式製粉の導入を行うことになった。・・・ロール製粉機の購入は、ちょうど精糖業拡張のためにアメリカに出かける鈴木藤三郎(日本糖業の発展に貢献する一方、各種の発明・事業を行った産業史上の一等星)に依頼された。鈴木は東京の茂須礼(モスレ)商会の紹介で、サンフランシスコのワグネル製造所に二百バーレルの製粉設備を注文した。その点については、「このワグネル製造所というのは製粉機械の専業メーカーではなく、各種の産業機械の部品のメーカーであった。だから同製造所に注文したことは、あまり適当ではなかったわけだが、ともかく、かれは製粉機械と付属品および必要な汽罐機械までそろえたワンセットを一万二千三百七十ドルで購入する交渉をととのえ、正式の契約事務は茂須礼商会を通じて行なう約束をした」といわれている。」(『日本製粉株式会社七十年史』日本製粉社史委員会七七頁) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月06日 22時23分07秒
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