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カテゴリ:たまにはまじめにかんがえる
興味あったけど行けなかったイベント。
「政治の世界に先駆け「1億人グリーン宣言」“子どもたちに笑われない社会づくり”を提唱」(Variety 2008/7/7) - http://www.varietyjapan.com/news/eco/2k1u7d000005hk12.html 消えちゃうかもしれないから記事引用してしまおう。 北海道洞爺湖サミット、関東8都県市の地球温暖化防止と連動したエコ・キャンペーン「1億人のグリーンパワー・ナイト」が7日(月)、東京・代々木の新宿サザンテラスで行われた。 本キャンペーンは、日本人1人1人が毎月10kWhの電気をグリーン電力に変えるだけで、政府が求めるRPS法(電気事業者による 新エネルギー等の利用に関する特別措置法)の年間義務量160万kWhを一気に達成することを目指している。 呼びかけ人の1人、構成作家の谷崎テトラは、「有機野菜を選ぶように、電気の産地を選ぶ時代がきました。安全な食物を購入することが生産者のモチベーションにつながるように、グリーン電力を購入することが、風力発電を開発する企業を支えることになるのです」と、消費者側から世の中を変えられることを力説した。 発起人である環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也も同調する。「6月からは新宿・箱根間を走る(小田急の)ロマンスカーが、日本で初めて風車の電気で走り始めました。100年でこれだけ変わってしまった社会を、100年先に元に戻せる社会にしていきましょう」と気運の高まりと絡めて訴えた。 また、開催中の北海道洞爺湖サミットにも触れ、「世界の首脳が決めても国民が変わらなければ何も始まらない。『遅いぞ政治の世界!』と思わせたいし、未来の子どもたちに笑われない社会をつくらなければならない」と話し、“政官民”の“民”から率先して取り組む姿勢を示した。 この日は、久米繊維工業のオーガニックコットンTシャツを着たモデルによるファッションショーや、シンガーソングライター・コトリンゴによるアコースティックライブも行われた。 関連リンク 「1億人のグリーンパワー。」公式サイト - http://www.1okunin.net/ 「環境問題」をテーマにしたイベント・・・というと 堅苦しかったり、小難しかったり、マニアっぽかったりとちーっとも面白そうにない活動が多い中、 こういうセンスがよくて、だれもがカジュアルに参加できそうなプロジェクトは これからも増えていってほしいなーと思う。 こういうきっかけから身の回りのいろいろな問題が身近に感じられるようになって、 「オレも、なんかやろうかなー」って思う人がひとりでもふえれば 世の中、少しはよくなるかもしれないしね。 でもねー・・・。 このイベント、 デザインのセンスはすごいなー、とおもうんだけど、説明のセンスはどうなんだろう。 なんというか、右脳に訴えかける感情部分はものすごい頑張ってるんだけど、 こんどは左脳に訴えかける論理の部分がおろそかになってる気がするんだなあ。 というのもいろいろ説明不足。 例えば、 - 「グリーンパワー」は環境にいい!といいことばかり言われても判断に困るし (僕はダム建設や風力発電所建設による環境破壊のデメリットも気になる。) - 話の中で原子力発電を除外している理由も説明して欲しいし (原子力をグリーンとは思わないけど、どういうスタンスなのかは知りたいなあ。) - 「月に1日、グリーン電力を10kwh選べ」と言われても何したらいいのかわからないし (電力会社に電話すると変えてくれるのかしら?) - 「+グリーン」をクリックするだけで1カ月に1日だけグリーン電力10kWhを購入」 というのが、何がどういうことになって「購入」したことになるのかもよく見えない。 (擬似的な購入、ってこと?) って、単に僕の理解力不足ですかね・・・? このイベントが実際のグリーンパワーの小口販売でなく、 要はクリックによる署名活動であるなら、そう書きましょうよ!と思ったり。 さらにいえば、その集めた署名の結果(意思表示)を どういう形で、どういう風に活用するのも説明してほしい。 企業や有名人をたくさん巻き込んで動いてたり (絵本のピーターラビットが「呼びかけ人」のひとりだったり)、 「「1億人のグリーンパワー」で目標値1年達成目指す」(Variety 2008/6/20) - http://www.varietyjapan.com/news/eco/2k1u7d000003kteu.html 賛同企業募集の方法をビジネス視点から提供していたりと、 頑張ってる感があふれてるだけに なんだか惜しいプログラムだよなあ・・・というのが正直な感想。 上に書いたことくらいはお金もかけずにすぐにできるでしょうから 関係者の方がこのブログを目にすることがあれば改善してください、ぜひとも。 せめてFAQ作るだけでもずいぶんと変わると思います。 僕みたいな猜疑心の強い一般人からの賛同を集めやすくなりますし、 いつも時間に追われているメディアも問い合わせしやすくなりますから。 とか、ちょっと書いてみたりして。 関連リンク: 「1億人のグリーンパワー・ナイト」公式サイト - http://www.a-force.jp/ichiokunin/02/event/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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