|
テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:えーごはどーよ
英語ネタが続いたのでついでに。
修士レベルのコースに 「アカデミックな論文の書き方」というクラスがあり、多くの教授が絶賛していた。 ので、そのクラスで使っているテキストを借りて読んでみた。 この本、いいよ! They Say/I Say: The Moves That Matter in Academic Writing[洋書] (上のリンクから買わないことを強く推奨。Amazonで買うと約半額ですよー。) 簡単に言えば、 論文において自分の意見を主張することは必須! だけど単にそれを述べるだけでもダメで、これまで過去どういう議論がなされていて、 それらの議論に対してどういう立場を取るのか(賛成なのか・反対なのか)を述べよ! (いうまでもなく、他人の議論を紹介するだけなのは問題外。) さて、それらの論の組み立て方の「テンプレート」(定型)を紹介しようじゃないか! という内容。 テンプレートというと 「えー、そんなの使うと独創性が失われるよ。おれは自分なりのオリジナルで行くぜー!」 って言う人も現れがちなんだけど、 オリジナリティを発揮するためにこそ、テンプレートが役に立つのだ!と著者は力説。 確かに「決まった型」ってのは便利だし、 それを知らないでオリジナルなんてありえねーわな、と、じょんどー的には納得。 本書読みつつ、自分が知らず知らずのうちにそういう「型」を使っていたことにも気づいたり。 例や説明の仕方にユーモアがあり、また平易な文章で書かれているので簡単に読める。 それでいて「他人の意見を踏まえての論理の組み立て方」を説明しているので 単に「論文を書く」ってことだけじゃなく、 「クリティカルシンキング」のテキストとしても使えるんじゃないかと思うよ。 おまけ: こっちはもっと「書き方」(テンプレート)フォーカスながら、関連するのでついでに紹介。 ひどい論文を書く技術? - http://www.chem-station.com/blog/2011/02/post-244.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[えーごはどーよ] カテゴリの最新記事
|