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カテゴリ:2009年鑑賞映画
投名状 それは命を懸けた義兄弟の契り。 映時間 113分 製作国 中国/香港 公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ) 初公開年月 2009/05/08 ジャンル アクション/アドベンチャー/歴史劇 映倫 PG-12 【解説】 ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武の豪華共演で贈る 歴史アクション大作。清朝末期の中国を舞台に、義兄弟の契りを 交わした3人の男たちの熱き友情と彼らが辿る悲劇的な運命が、 圧倒的スケールの戦闘シーンと三者三様の葛藤が交錯する 感動の人間ドラマで描かれてゆく。監督は「君さえいれば/金枝玉葉」 「ウィンター・ソング」のピーター・チャン。 【ストーリー】 19世紀末期。清朝軍の将軍だったパンは自分の部隊を全滅に 追いやられ、失意の中で荒野を彷徨う。そんな時、謎の女リィエン と出会い、心癒やされる。しかし、翌朝すでにリィエンの姿はなく、 その後パンは、盗賊団のリーダー、アルフと彼を兄のように慕う男 ウーヤンと遭遇する。 彼はそこで、あのリィエンと再会する。彼女はアルフの妻だった。 そんな中、盗賊団の過酷な境遇を目の当たりにしたパンは、 生き抜くためには軍隊として朝廷に仕えることが最善と訴え、 アルフに受け入れられる。 こうしてパン、アルフ、ウーヤンは義兄弟の契り“投名状”を交わし、 運命を共にすると固く誓い合うが…。 投名状 【生死を託し助け合い、不幸も苦難もともに乗り越える。 義兄弟を傷つけし者には必ず死を。その者が義兄弟であれ 必ずや死を。天地山河にこれを誓う。裏切りには天誅を。】 <パンフレットより> 【感想】 <> ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武・・・こんな豪華な顔合わせ、 観ないわけには行きません(笑) しかも、予告編がかなり良くて、義兄弟の契り、男の友情、葛藤? みたいなものが漂っていて、これは男たちの熱いドラマだ~~と かなり期待して観に行きました で、結論から言いますと、ストーリー的にわかりにくい点も ちょっとあったり(^^ゞ予告編から想像したような、義兄弟の契りの “投名状”を交わしたことからの心の交流、葛藤、固い絆みたいなものが 思っていたより感じられなかったことは残念でしたが、それでも、 やはり3人の演技のアンサンブルは見応えありましたし、 泥臭い感じのリアルな戦いのシーンとか含めて結構好きな作品でした <動物大好きな私は、馬のシーンはいつも心配。あんな倒れ方をして 足を骨折しないのかなあとか変なところでドキドキハラハラして しまいますちなみに、向って右の画像の馬は 目隠しされています> 地味な作品ですが(キャストは豪華だけど・笑)、自分的には、 今、公開されているレッドクリフのパート2より好みかもしれないです レッドクリフが華麗な作品なら、こちらは渋い作品と言う感じでしょうか・・・ 9世紀後半の清代後期、アヘン戦争敗北を機に、社会不安が激化、 そんな時期に「太平天国の乱」が勃発、この作品は、この激動の時代が 舞台になっています。歴史に疎いかたは、鑑賞前に「太平天国の乱」を ざっと予習して行ったほうがいいかも? *太平天国の乱 また、この物語は、実在した歴史上の人物、両江総督「馬新貽<ばしんい>」の 暗殺事件がもとになっています。(民間伝承の一つである物語を 映画化していて、1973年に公開された香港映画「ブラッド・ブラザーズ/刺馬」 のリメイクでもあるようです) *「馬新貽」 以下ネタに触れた部分があります まず、ざっと人物紹介 豪華3大スター競演! <ジェットリー=パン・・・清王朝の将軍。新しい国作りのために 信念をかけて戦う。目的達成のためには手段を選ばない> <アンディ・ラウ=アルフ・・・盗賊<800人>のリーダー。 新しい国作りよりも、仲間と家を守る事が何よりも大事。> <金城武=ウーヤン・・・冷酷な面を持ちながらも、情熱的で純粋。 義兄弟の契りを何よりも大切と考えている> <シュー・ジンレイ=リィエン・・・遊郭に売られる時アルフに助け出され 妻となる。アルフへの思いは恩義に近い。パンに出会い一目で恋に 落ちる。。。> アルフを嫌いではなかったと思うのですが、 彼女に教養があったがためにアルフでは、物足りないと感じることも 多かったのでは?強くて、そして教養もあるパンに惹かれていったのかな と勝手な想像をしました。 <グオ・シャンドン=ホアン・・・蘇州城の城主。部下たちを救うために 自ら命を捨てる。> 役どころがいいからかもしれませんが、素敵な人でしたね~~。 彼の台詞に泣きました戦争での被害者はいつも庶民(ここでは農民) 彼らは、戦いたくて戦っているわけではないのに・・・・ 命をかけてまで、部下を守ったのに、彼の死が無駄になりつらかった・・・ また、約束を守ることができなかったアルフの心情を思うと切なかった 清朝軍事会議の悪大臣たち 自分たちの安泰ばかりを考え、パンたちを将棋の駒のように扱い 自分たちに脅威を与えるとなったら、抹殺すると言うやりかたは 許せない・・・いつの時代でもこんな人たちがいる 義兄弟の絆よりも戦争に巻き込まれて、翻弄されて行く 人間たちの無残な生と死を見せつけられたような気がします レッドクリフでトニー演じる周瑜が「この戦いに勝者はいない」と 言っていましたが、レッドクリフよりも、もっとその台詞が 心にに響いた作品でした・・・ 3人とも好きなんですが、特に金城さんは、最近急上昇なんですが でも、やはり、アンディ・ラウが1番素敵だな~~ 最初に馬に乗って登場したシーンから「おお~~!」っと思うほど オーラ感じてしまいました。ジェット・リーより年上でビックリ! 香港では、いまだにアイドルだと言うのもわかるほど魅力的でした ただ、思ったよりシーンが少なかったのは残念でしたが・・・ アルフィーは、嫌いではないですが、エンドロールで日本の曲使うのは いつも言ってますが、やめて欲しいです 余韻ブチこわしです(号泣) オリジナル版が観てみたいですし、この作品の元?になっている 「ブラッド・ブラザーズ/刺馬」も鑑賞したいと思いました。 5月8日(土)から公開 <パンフレット¥600クリックで公式サイトへ> オマケ 英語原題のThe Warlordsと言うのは、戦争の道かと 単純に思ってましたら(^^ゞ「清末、私兵を持って 地方に割拠した軍人」とのことだそうです。 <パンフより> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.24 23:46:50
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