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「源氏物語」の中にキツネが出てきます。「手習」の中に「きつね(狐)の人にへんげ(変化)するとは、むかし(昔)よりき(聞)けど、まだみ(見)ぬものなり」という箇所です。猫も出てきます。「若菜・上」で、「すこしおほ(大)きなるねこ(猫)お(追)ひつづきて、にはかにみす(御簾)のつまよりはし(走)りいず(出)るに」という箇所です。私のホームページの「日記リンク」をしてくださっている「九尾のキツネさん」の「キツネ」という言葉が「源氏物語」の中に出ていることを思い出しました。
また、猫のことを書いたのは、「源氏の君の正室である女三の宮が柏木の子を宿し薫の君を産んだのはかわいそうに思う」という2人の方の感想がメールと掲示板への書き込みで記されていたからです。女三の宮の飼っていた猫が突然走り出す。猫のくびにつながっている綱(つな)が御簾(みす)にからまった瞬間に御簾(みす)が開かれ、庭にいた柏木が部屋の中にいた美しい女三の宮を見初める。 この出会いをきっかけとして、後の薫の君の誕生という場面に展開していきます。平安時代、猫はとても貴重で猫のくびに綱をつけていたことをうかがい知ることができます。 メールや掲示板の書き込みによって「源氏物語の世界」が広がっていくようです。「中の君」や「葵の上」が好きだという書き込みもありました。 ついでに、10分ほど前、私のホームページを訪問してくださった「桔梗(ききょう)さん」の「桔梗」も「源氏物語」に出てきます。「手習」の中に、「おみおなえし(女郎花)、ききゃう(桔梗)などさ(咲)きはじめたるに、いろいろのかりぎぬ(狩衣)すがた(姿)の男どものわか(若)きあまたして」という箇所です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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