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2003年09月08日
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 源氏の君は、桐壺帝の皇子(みこ)です。

 皇族にふさわしい邸に住んでいました。

 桐壺帝の皇子・源氏の君が、板葺(いたぶき)の

 粗末な造りの小さな家に泊まったことがあります。

 小さな家に住む夕顔と共に過ごしたのです。

 夜が明けると、隙間(すきま)の多い板屋造りの家の中に

 朝の光が射し込んできます。

 長屋住まいの隣り近所から、

 町の人々の声が聞こえてきます。
 
「どうも、商売はうまくいかないねえ」

という長屋住まいの家の人たちの声が、

「源氏物語」「夕顔」の巻に記されています。

下の原文の写真1行目冒頭から、2行8字目まで。

7月15日の日記用夕顔18b

「たのむ所(ところ)すくなく、

 ゐなか(田舎)のかよ(通)ひも思ひかけねば、

 いと心ほそけれ、

 きたとの(北殿)こそ、

 き(聞)き給(たまふ)や」

7月15日の日記用夕顔18b拡大

 原文の現代語解読文は次の通りです。

「頼みとする商売もうまくいかないねえ。

 田舎への行商もあまりあてにはできないし。

 北隣りさんよ、どうだい、聞いていなさるのかねえ」

 長屋住まいで壁越しに話しをしている

 庶民の会話が源氏の君の耳に聞こえてきます。

 千年前も今の時代も変わらないような会話です。





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最終更新日  2003年09月08日 19時46分02秒
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