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2004年05月24日
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正月に源氏の君の六条院の邸で女三の宮、紫の上、

明石の君、明石女御の四人が琴、琵琶、

筝などの楽器を用いて「女楽」を演奏します。

華麗を極める四人の女性たちの

演奏を聴きながら、それぞれの女性たちについて

源氏の君が花にたとえてその美しさを表現します。

明石の君については、次のように述べます。

この箇所は、「若菜・下」の巻に記されております。

下の原文の写真7行18字目から9行2字目まで。




「さ(五)月まつ花たちばな(橘)、花もみ(実)も

く(具)してを(押)しお(折)れるかを(香)りおほゆ」



訳は、
「五月を待つ花橘(はなたちばな)の花も実も

一緒に折った時の香りのように思える」

とでも訳しましょうか。

実は、この原文の箇所には出典があります。

「古今和歌集」巻三「夏の歌」に収められております。

「国家大観番号139番」で、

「五月まつ花橘の香をかげば

昔の人の袖の香ぞする」

訳は、
「五月を待っている橘が早くも咲いて、その香りが

あちこちに漂っている。それは、かつて親しかったあの人の

袖の香りを思い出させる」

「楽天のホームページ」で、女三の宮や明石の君の姿を

CGで公開している「ハナタチバナさん」という方がいます。

「日記リンク」をして下さっている方で、ときおり

美しい画像を見にいって目の保養をしています。

そこで、今日は「源氏物語」の中の

「ハナタチバナ(花橘)」

について記しました。わが家には、

室町時代の古い「古今和歌集」

があります。「ハナタチバナ」を記した

「国家大観番号139番」「読み人知らず」(4行目)

の和歌の画像を下記に掲げます。



「ハナタチバナさん」の画像を直接見たい場合、

下記をクリックしてください。

ハナタチバナHere

この「古今和歌集」には、来歴があります。

昔、杉田玄白が所蔵しておりました。

その弟子である大槻玄沢が所蔵し

のちにわが家で所蔵するようになりました。

大槻玄沢は仙台藩の医師で、杉田玄白の筆頭弟子でした。

玄沢の「玄」は、杉田玄沢の「玄」、また、「沢」は、

「前野良沢」の「沢」の1字をそれぞれいただいて

付けたものです。






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最終更新日  2004年05月24日 02時09分58秒
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