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11月4日の朝・・・
約半日のフライトを経て、無事飛行機は成田に到着した。「4年ぶりの日本!」と思い、窓から外を眺めるが・・・ご存知のように成田空港は周りになにもないところである。これだけ見ても日本に帰ったという実感はわかない。 だが、空港の中に入ったとたん、日本語の案内だらけ。すごい・・・日本語ばっかり!と当たり前のことに感心する。このとき思ったのは、日本語の案内というのは非常に脳にやさしい。つまり、コンピューターで言えばメモリ使用量が少ない・・・という感じだ。日本語に10KB使うとすれば、ドイツ語では100KBくらい使ってる気がする。そして英語が1MBとすればフランス語、韓国語は1GB・・・ それはともかく、出国手続きなどをすませ、税関を通って晴れて日本入国。そして、そのまま京成の駅へ。 もちろん、リムジンバスを使えばすぐ横浜につくのだが、なんだか味気ない。なぜか気分的に山手線と東横線に乗りたかった。それで京成→山手線→東横線というコースで横浜へ向かうことにした。 京成の窓口でスカイライナーの切符を買ったのだが、ここで最初の浦島体験をした。5千円札を出して3100円のおつりがきた。だけど、その渡された千円札に何か違和感が・・・ 夏目漱石じゃない・・・!! いつの間にか日本のお札が変わっていた・・・多分いつかニュースでやってたんだろうけど、海外ではなかなかキャッチしにくい情報である。ちなみに海外在住の方のために言うと、千円札は夏目漱石から野口英世に、五千円札は新渡戸稲造から樋口一葉に変わった。福沢諭吉は続投(?)だが、デザインは微妙に変わっている。 僕の財布の中にはまだ夏目漱石や新渡戸稲造がごろごろしている。まだこれ使えるんだろうか・・・と一瞬思ったが、さっき旧五千円札で切符が買えたから大丈夫なのだろう。 さて、今回の帰国にはある“夢”があった。それは缶コーヒーを飲み、コンビニおにぎりを食べることだった。そして早速その一つが叶うことになる。 スカイライナーが発車すると、車内アナウンスが流れた。 「お飲み物の自動販売機は5号車にございます」 5号車に自販機がある!ということは缶コーヒーも・・・ あった。しかも何種類もある。これからいろいろ試飲するとして、まずBOSSのを・・・。120円を入れてボタンを押し、ゴトゴトという音とともに缶コーヒーが下りてくる。掴もうとすると熱くて「あちっ」と思わず手を離してしまう。 そうだ。これだ。この感覚を求めていたのだ・・・。 ちなみに、ドイツにも缶コーヒーというものはある。そして「コーヒー」そのものは日本に決して引けをとっていない。また、インスタントコーヒーはドイツの方が断然おいしい。しかし、ドイツで売っている缶コーヒーはやたら甘く、平坦な味である。 一方、日本の缶コーヒー市場は競争が激しく、作り手の意気込みさえ感じられるのだ。雑誌や広告などにそれらの開発秘話などが載ってたりすると、飲みながらなるほど、と思ったりする。まあそれは宣伝に踊らされているということでもあるのだが・・・ 結局成田空港から日暮里まで2缶飲んでしまった。それから横浜についてからもその日は「缶コーヒーな一日」となった・・・つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
紙幣のデザインは変わったようですが、相変わらず
色気・面白みのない紙幣。 当地の紙幣もユーロも色彩豊かですよね。 当地は画家のムンクのデザイン、以前はグリーグでした。 ドイツに缶コーヒーありますか? いつもビールしか飲まないので気が付かなかった。 今度飲んでみよう。 (2005.11.11 02:46:19)
Pontonさん
僕はドイツの、以前のマルク札が好きでした。 10マルク札はブラウンシュヴァイクの誇る数学者、ガウスだし、100マルク札はクララ・シューマンでした。 ドイツの缶コーヒーはネスカフェ、Jacobs、Mr.Brownなどの銘柄があり、駅の売店やスーパー、キオスクで売られていて、最近はマクドナルドでも売っています。普通の味のほか、バニラ味やチョコレート味というバリエーションもあります。でも、日本のように缶を温めて売るということはありません。 (2005.11.11 04:28:08)
私は以前、フランス旅行した折、5フランコインを持って帰り、それから数年後、再びパリへ行ったとき、ホテルの枕銭として使用すると、メイドさんが受け取らなかったことがありました。
それで、新コインが発行されたことを知りましたが、日本では旧コインも暫くの間、使えるのに、欧州とは風習が違うことが分かりました。 野口英世の新千円札は以前と比べると、少しオモチャっぽいですよね! (2005.11.11 13:21:49)
うーん、面白い。似たような時期に帰国したので、似たような経験を。
新札にはビックリしました。 それから、確かに日本語は脳に優しいですよね! 成田に降りた時の、あのたくさんの日本語! 続きを楽しみにしてまーす。 (2005.11.11 13:59:34)
缶コーヒーは種類がどんどん増えていますね。
「モーニング専用」なるものまで発売されて、凄いな~と思います。 紅茶派の私としては、無糖のおいしい缶ミルクティを期待したいのですが、なかなか難しそうです (2005.11.11 14:07:36)
昔、昔~、4年ぶりに帰国した時に驚いたことは
周りの人々の髪の毛が皆真っ黒だったこと。 自分のことは棚に上げて、異様な感じがしていました(笑) マルク札、懐かしいですね。 ユーロにセント、なんてドイツじゃないみたいです。 (2005.11.11 14:41:17)
お札が変わったのには、さぞかし驚かれたことでしょう。
日本に住んでいると、当然ですが違和感はないですよね。 コーヒー関しては、普段私はあまり飲まないのですがたまに買うときには、どれにしょうか迷います。 微妙な味の種類がある上に、地域限定なんてものもあるので、旅行に行った時にかちあうとちょっと得した気分になれます。 ドイツに缶コーヒーがあったなんて、驚きです。 ドイツに行った時はファンタ?だったと思いますが、それを飲んでいてコカコーラ関係やペプシ関係はどこにでもあるんだと、妙な感心をしたことを思い出しました。(笑) (2005.11.11 20:58:09)
やっちー5152さん
こんにちは。ヨーロッパでは通貨変更の時、猶予期間がありますね。たしかドイツでマルクからユーロに変わったときは2ヶ月くらい両方使える時期があったと思います。その辺も国によって違うみたいですね。 僕は人物的に(?)夏目漱石や新渡戸稲造のほうが好きです・・・。 (2005.11.11 21:34:11)
お嬢さん
長い間の留学生活、お疲れ様でした。 僕はたった2日でも、驚きが多かったくらいですから、これから本当に住むとなると、毎日がそういうことの連続でしょうね。帰国後の生活も早くなじむといいですね。 (2005.11.11 21:36:35)
Inaい~なさん
こんにちは。そのとおり、僕の狙っていたのはワンダー・モーニングショット。ドイツで雑誌を見て、飲んでみたいとずっと思っていたのでした。せっかく朝用なのだからと、朝に飲むことに決めてました。 ドイツは紅茶や緑茶にジュースを混ぜたものがよく売られています。 (2005.11.11 21:39:52)
poco a pocoさん
こんにちは。 4年ぶりに帰国して驚いたことは 周りの人々の髪の毛が皆カラフルだったこと(笑) 僕も少しだけ染めてるので、これも自分のことは棚に上げて・・・なんですが。 マルク札のあの重みのある感じが今でも懐かしいです。 (2005.11.11 21:46:03)
rusfさん
こんにちは。新札のデザインは旧札と違和感ないようにしているのか、ぱっと見たところ気がつきにくいですね。いたるところに偽札対策がされてるのはよくわかりました。 コカコーラとマクドナルドは世界中どこでもある気がします。でも微妙にそれぞれ味が違ってたりするのも面白いですね。 (2005.11.11 21:49:58)
笑いました!4年ぶりだとさぞかし感慨深いと思います。思いっきり楽しんでください、祖国。
(2005.11.12 08:54:17)
Mireiさん
はい・・・でも、もうドイツに帰ってきてしまっているので、思い出を楽しむことにします。。。もう先週のことなのに、まだ記憶が新しいです。 (2005.11.12 16:12:28) |
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