|
カテゴリ:カテゴリ未分類
日本語の音韻は、「っ」「ん」を除いて母音で終わる開音節言語の性格が強く、また共通語を含め多くの方言がモーラを持つ。アクセントは高低アクセントである。
文は、「主語・修飾語・述語」の語順で構成され、修飾語は被修飾語の前に位置する。また、名詞の格を示すためには、語順や語尾を変化させるのでなく、文法的な機能を示す機能語(助詞)を後ろにつけ加える。 語彙は、古来の大和言葉のほか、中国から渡来した漢語がおびただしく、さらに近代以降には西洋語を中心とする外来語が増大している。 日本語は地方ごとに多様な方言があり、とりわけ琉球諸島で方言差が著しい傾向にある。 近世中期までは京都方言が中央語の地位にあったが、近世後期には江戸方言が地位を高め、明治以降の現代日本語では東京山の手の中流以上の方言を基盤とした、標準語(共通語)が形成された。 敬語体系があるのも特徴のひとつであり、叙述される人物同士の微妙な関係も表現できる。 表記体系はほかの諸言語と比べて複雑で、漢字と平仮名、片仮名が日本語の主要な文字であり、常にこの3種類の文字を組み合わせて表記される。ほかに、ラテン文字(ローマ字)やギリシャ文字(医学・科学用語に多用)などもしばしば用いられる。また、縦書きと横書きが併用される。 音韻は「子音+母音」音節を基本とし、母音は5種類しかないなど、わかりやすい構造を持つ一面もある。 直音と拗音の対立、「1音節2モーラ」の存在、無声化母音、語の組み立てにともなって移動する高さアクセントなどの特徴は、日本語の複雑な部分でもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.17 10:21:33
コメント(0) | コメントを書く |