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石神井公園に久しぶりに行ってきた。 三宝寺池に着いて目にしたのは、刈った草を大量に乗せた2台のトラックだった。 何て運がいいんだろう!一度手入れの現場を見てみたかったのだ。夏の終わりと冬に手入れしているのは分かっている。でも現場を見たことがない。1台はまだからっぽだ。まだ作業中かもしれないと思い、足早に一周した。しかし残念ながら作業しているところには出くわさなかった。 一周し終わって、トラックの前で立て看板を一生懸命に見ていると、休んでいる作業員さんが、「あっちからだよ」と道を指差した。とっさに質問がしたくて、「あの、大学で人と自然の共生について勉強したんですけど、お聞きしたいことがあるんですけど」と言いかけると、その人は頭の上で大きく腕を振った。 そこで気の小さい私は「でも何を聞いていいか分かりませんし、すみませんでした、ご苦労様です」とおじぎして去った。 しかしどうしても聞きたいことが2つあった。「何の草を主に刈っているのか?その植物名は?」「大体は分かっているが、正しくは年に何度、いつ頃手入れしているのか?」途中で自転車を止め、激しく葛藤した後、勇気を振り絞ってさっきの所に向かった。 作業員さんは4人に増えていた。すごーく下手に出て、すごく丁寧に質問すると、「植物の名前」と言って顔を見合わせて笑い、「分っかんねえ、適当」とだけ言われた。年に何度位かと聞くと、「場合によって。分かんねえ、事務所で聞いて!」と事務所の方を指差した。事務所には行った事があるが分かる訳がない。何かガックリきてケチョーンとなりながら自転車に乗った。 帰り道、もっとうまい聞き方があったんじゃないかとか、山女の格好をしていたら良かったんじゃないかとか、いろいろ考えながら自転車をこいだ。 でも公園歩きはやっぱり楽しかった。イロハモミジがキラキラ光って笑うように揺れていた。ミズキが虫にやられていて「助けて!」と言っているようだった。シラカシがのん気な顔で「バイバーイ」なんて感じだった。 上を見上げては無言の会話を交わし、想像しては楽しみ、清涼な空気を吸って、まああんなことはあったけど、やっぱり私は木が大好きだ! 色々観察して勉強になることもあったし、作業員さんとの会話も、ためにはならなかったけど話しかける勇気が出たことは、いい事だ。 そしてやっぱり元気をもらった!今日も満点! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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