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昨日、石神井公園に写真を撮りに行ってきた。「晩夏」を捉えるのだ。 一昨々日は自然観察会があり、とても楽しみにしていたのに、体調がすぐれなくて行けなくて残念だった。この自然観察会の話は次回書こうと思う。 ところでボート池に着くと、木々はもう晩夏のたたずまい。葉が黒々として見えるのだ。 休日だから楽しげな人達でいっぱい。やっと秋口に入り、すっかり涼しくなったので、石神井公園を歩いていても涼風が立って気持ちいい。お孫さん、おじいちゃん、おばあちゃんたちの姿が目立った。 子供たちは無邪気に両手に虫取り網と虫かごを持っていて、本当にまだ小ちゃいから、なんだかかわいらしくておかしい。 ちょっと前に行ったときはまだ猛暑で、さすがの石神井公園も蒸し返していた。歩いている人達ももうこの猛暑でウンザリ、といった顔つきをしていた。三宝寺池でベンチに座っていても、涼しいどころかムワッとして蒸すのだ。これはそういう顔つきになるのも分かる。 でも昨日は森の中は涼しく、やっぱり気持ちよかった。 「晩夏」を写真に表現しようと、ひたすらカメラをかまえた。20枚は撮っただろうか、最後にいつものお気に入りのベンチに座ってボーっとしていると、目の前に大きくて立派なメタセコイヤとクヌギがあった。 メタセコイヤの方は「練馬の名木百選」に選ばれていて、樹齢百年以上と書かれている。しかしその隣のクヌギも実に立派だった。幹肌が半分ぐらい苔むしていて、グネグネと大きな幹がうねり、枝もまたゴツゴツとうねっている。見ていて実に力強い。しばらく見ほれた。 こんなところにこんなに立派な木々があったんだと、まるで初めて見るようだった。 林床を見れば、いつもと違う風景に気付いた。エノキとナンキンハゼのほんの小さな幼木がいくつかあるのだ。新しい三宝寺池の新顔に、心が躍った。 そうしてベンチを後にし、池を一周すると、山登りしているような息切れとおいしい空気。「そうそう、これこれ」といった感じで嬉しかった。 木漏れ日の下を歩くとサーッと心が洗われるようで、心がきれいになるようで満たされた。 そして晩夏の公園を楽しんだ、昨日もやっぱりいい休日! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月21日 08時49分20秒
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