夫の悩み。
昨日は夫の仕事についてお話してしまったので、ついでに、夫の悩みについても、今日はお話しようかと思います。そう、悩み理由は、彼の仕事なのです。彼は、大学院卒業と同時に、金融アナリストの卵として採用され、米国から日本へ引っ越してきました。引越し代も会社が出してくれるというので、私達は喜んで、東京へ戻ってきました。それは4年半前の事。娘は生後3ヶ月ちょっとでした。ところが、彼の仕事は、朝は早いし、夜は遅い。仕事詰めの毎日。仕事以外にも、外務員試験だの、CFAだの、いろいろなテストの勉強。「一日8時間以上は、基本的には仕事をしたくないんだよね。夕食は家族で食べたいしー。」(ダラダラ君。)みたいな事を言う夫には、所詮、アナリストの仕事は無理なのです。第一、そんな事を言うなら、だいたい証券業界自体が、体力的にも精神的にツライ業界なんじゃないの?それならいっその事、他の会社のビジネス関係に転職ってのはどう?ほら、お友達から何度か、呼ばれてたじゃない?金融関係じゃないけど、トレンドを読んだり、バジェットを組んだりする仕事をやらないかって…。君、アナリスト的な仕事は向いていると思うよ。単に、証券業界が向いてないだけだと思う。「June、その仕事はテキサスだよ。」と、夫。…テキサスは…ちょっと引っ越したくないな。(テキサス、行った事もないくせに。)東京からテキサスへ引っ越す事もなく、彼は一年でアナリスト関係の仕事から、同じ証券業界でもサポートグループの方へ転職したのです。(ある意味、都落ち?笑)この時から、夫はほとんど残業をしない生活になりました。(笑)先ほども言ったように、アナリストという職業は、お給料は非常に良いのですが、その分、仕事も大変なのです。一日中働いて、家族と時間を過ごす事もなく年収何千万円稼ぐより、一日8時間働いて、家族と楽しく暮らせる位のお給料を貰った方が良い。これが夫の考え。(こちらもどうぞ。)「私の夫、証券アナリスト。お金はたくさんあるけど、夫はいつも留守なのです。」こんなの私も、そんなの嫌です。まぁ、これには世の中、いろいろな考えがあるのだと思います。去年、会社を変えてから、今まで、何も問題なくやってきたようです。ところが、このところ、彼は大きく分けて二つの仕事を抱えています。彼としては一つだけに絞りたいのだそう。でも、今のままでは、それが無理らしいのです。夫と仲良くしてくれている上司は、とうとう夫に言いました。「一度、そこ(東京)から離れた方が良い。」夫は東京で、同じ会社内で狙っているポジションに空きが出たら申し込もうと思っていたそうですが、この上司の言葉で目が覚めたそうです。彼女はニューヨークやサンフランシスコでも、彼が狙っているようなポジションを探してみるべきだと、助言。探すのも手伝ってくれるとの事です。ちなみに彼女はニューヨークにいます。それにしても、夫を助けてくれるのは、いつも女性!(笑)さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本筋です。「第一希望はサンフランシスコで希望を出しておいたから。」えぇ!サンフランシスコですか?…いいけど、ロスは?「僕の働いている会社は、米国ではサンフランシスコと、フロリダと、ニューヨークにしか拠点がないの。だから、ロスも、ハワイも、サンディエゴもダメ。」私は虫や爬虫類が苦手なので、フロリダとか南側は苦手かも。(フロリダにも、行ったこともないくせに、私。)ニューヨークは…無理でしょ、私達には。たびささんによるとね、すっごい寒いらしいよ。それにね、物価、高そう。郊外から運転して通うの?大変そうだよ。「うーん、でもね、僕の仕事はニューヨークが一番、見つかりやすいんだよね。」…そうかい。あぁ、ニューヨークだったら、東京の方が、私はいいな。(ニューヨークにも、行ったことないくせに、私。)「東京で、これから良い方向に動いてくれればいいけど、このままじゃ、僕はunhappyだから。」わかったよ。好きにしなさい。私も頑張るさ。(この言葉、結婚してから何回言ったかなぁ。)このマンションだって去年買ったばかりだし、できることならもう少し東京生活を満喫したい。(それならなんで衝動買いしたの?ってツッコミたいけど、これがこの人。笑)でも、unhappyな彼を見るのも、ツライ。米国に住む事になったら、私も仕事を探さないといけないなぁ。金銭的に夫だけの給料じゃ、米国の大都市圏で生活するのは大変だろう。たぶん。第一、他国で夫に頼りっぱなしでは、何かあったら不安なのです。(いや、何かなければ越した事はないんですけどね。)その前に、娘が米国生活に慣れるようにしてあげなきゃ。英語、苦手だし。恥ずかしがり屋だし。…本当に引っ越すことになるのかな。今すぐって事は、ないだろうな。うん。でも、今までの彼の行動を思い返すと、見つかり次第「Go, NOW!」って感じだなぁ。なんとか東京で、彼が満足する状況になりますように!