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麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

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2014年06月16日
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カテゴリ:日々徒然
 ネクスト・アイズ早坂です。

30代で新築や中古住宅の購入を計画していると、なかなか思い浮かべないことと
して、自分たちの子供が独立してからのセカンドライフを夫婦でどう過ごすか、と
いうことがあります。
 
高齢になってからの段差解消といった《バリアフリー対策》はもちろん、照明のスイ
ッチを大きくすることなどの《ユニバーサルデザイン》、室内の温度差をできるだけ
少なくする《住宅性能向上》、緊急時にすぐにかけつけてもらえる《見守り機能》と
いった設備や仕様の工夫は容易に思い付きます。


ただ、最も大切なことは、夫婦だけの生活に戻ったとき、どう日々を過ごすか、と
いうこと。
住宅の仕様はもちろん大切かもしれませんが、高齢になっても身の回りのことを
自分でこなせるほど《元気》でいられるほうが、ずっとしあわせな時間を過ごせる
と思えるのです。

理想はPPK(ピンピンコロリ)。家族に大きな負担が掛かるNNK(ネンネンコロリ)
の余生は、だれも願っておりません。
つまり、夫婦それぞれが、理想とするPPK(ピンピンコロリ)で過ごせるようにする
には、住宅の仕様・性能はもちろんのこと、独立している子供の家族や近隣と、どう
関わっていくか、ということが大切なのです。
 
 
ネットで検索したり、直接、自分の親に聞いてみると、高齢者(親)が抱く気持ちを裏
付けるデータはたくさんあります。
いくつかのアンケートを紐解いてみると、大半の親は、自分たちが老いた父母を自宅
で介護してきた経験がトラウマになっている傾向が多い様子。
自分が元気なうちは子どもの世話になりたくない、とお考えの方が大半です。
 
 
その理由は、『子どもに迷惑を掛けたくない』『自由に暮らしたい』とのこと。
自分たちが介護で苦労した経験を自分の子供たちに背負ってほしくない、という
考えを持っている方々が多いようです。

上記のような高齢者の気持ちを踏まえたとき、高齢者が快適に自立して暮らせる家
とは、どんな家なのだろうと考えました。
 
 
自分で家事を行うならば、家のなかで火を使わない【オール電化住宅】も有力な
候補になります。
大半の【オール電化住宅】は、断熱性・気密性に優れていることから、冬は暖かく
夏は涼しい住まいになります。
バリアフリーやユニバーサルデザインについては、自分たちがよほど変わった要望を
出さなければ、大半の設計担当者はきちんと配慮した仕様にしてくれます。

でも、夫婦、独立した子供世帯、そして近隣との係わりを考えたとき、決してないが
しろにしていけないことは《つかず離れずの暮らし方》ができる間取り計画ではない
でしょうか?
 
 
まず、夫婦のそれぞれが自分のリズムで生活できる居場所があるのが前提。
その上で、家族や周囲の人々がいろいろな形で関わることができる、というスタイル
が、高齢者の自立する気持ちを促します。
自分ひとりの時間を大切にしたいとき、ちょっとだけドアを閉ざしたとしても、交流
したいときはドアを開く。そのような心配りが間取り設計にいかされるなら、きっと
世代が違っても、複数の世帯であっても、つかず離れずの関係で暮らせると思います。

そう考えれば、これからは家族の気配を感じつつ、適度な距離感を保つことができる
優れた性能をもつ住まいが、これからの住まいのスタンダードになっていきます。
 
 






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最終更新日  2014年06月16日 19時51分31秒


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