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2005.07.17
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カテゴリ:留学-生活編
TOEICのテスト形式が変わる、ということを、あちこちで聞くこのごろ。

質問タイプの問題配分なんかも、受験者にとっては切実なところだろうけど、個人的に(←多分、もう受けない…)面白いな、と思ったのは

アメリカ英語以外の英語をリスニングに取り入れる

というやつ。

「オーストラリア英語対応!」とか銘打ったリスニングテープを作って売り上げを狙う英語学習業者の姿が目に浮かぶようですな。

んー、自分は、海外っていってもカリフォルニアでしか生活したことがないけど、イギリス英語だろうがオーストラリア英語だろうが、訛りが加わっただけでぜんぜん聞き取れない、という経験はなかったですね。最初の数分の理解度は落ちるけど。

そりゃ、イギリスの思いっきり片田舎とかの英語は聞いたことないんで、やっぱりそういうのは「これ英語??」って感じだろうけど。

地域ごとの発音の違いを、その場に居ずに覚えるのは、それほど難しくない。イギリス英語だったらイギリスのTVなりラジオなりを1日何分かでも聞く時間を、ふつーのリスニング練習時間に入れ込んで特に耳につく単語を拾いながら「ルール」見たいのを覚えていけば良い。

単語全部について、アメリカ式発音とイギリス式発音を覚える必要はないって事。この音は消えちゃうとか、エイがアイになるとか、システム的に覚えると、初めて聞く単語が出てきても「違いのルール」を応用して語の見当つけることが出来る。

そういった点では、ある一地域の英語をまずしっかり聞き取れるようになってから「応用」編で発音のバリエーションの知識を増やしていくのかいいのかも。(あくまで自論です)

もちろん、いろんな地方の英語を聞けば聞くほどその手の勘もよくなっていくのだけど。聞く量と、適応のよさが鍵だよね。



そもそも、日本の英会話教室って、

「うちの学校の教師は全てシアトルから採用しており、『本物の』発音を学ぶことが出来ます」

ってうたってるトコが多く、リスニング練習用のテープも、みんながみんな同じような発音で、疑問は持っていた。ああいう、単一の発音重視から、アメリカ『標準』英語以外の英語を取り入れようっていうTOEICの試みは、日本の英語学習者にとってもいい影響を与えるのでは。

あんまり気にする人はいないと思うけど、英語の発音が差別に使われてるケースって、多いんだよね。上の日本の英会話学校の例もそうだし(必然的に、非白人の外国人採用希望者は実力の有無に関係なく落とされたりする)、アメリカでも訛りによって仕事の採用を拒否される、という現実は、実際ある。

大体、イギリス英語とオーストラリア英語がTOEICに採用されるのに、それよりはるかに聞く機会の多いはずのアメリカ黒人英語が、こういう場でシャットアウトされてるのって、おかしいと思わない??

アメリカ黒人の友人いわく、

「仕事に行くと、ウチの近所で他の友達と使う言葉と違う、『標準語』(=白人英語)使ってるんだよ。じゃないと、(見かけに加えて)ますます教養のない人って思われるから」

黒人英語は、言語として立派に成立するものであるにもかかわらず、「教養の低い人の使う正しくない英語」というレッテルを貼られて、故に英語ネイティブである黒人が「正式英語」を学んでいる、って現実がある。それが、仕事の採用とか、外国人の英語試験にまで反映されてる訳だ。

カリフォルニアはオークランドという、非白人が大半を占める町に住んで、ボランティア先でも仕事仲間からクライアントまでほとんど黒人だった自分としては、「この先生の英語が聞き取れれば、たいていの英語は聞き取れるわよ」と言ってワシントン州だかの出身の先生を紹介してくれたジ○スをうらんだよ(涙)。それでも、耳は数ヶ月で慣れたけどね。

えー、で、結局何が言いたいか、というと、英語の発音に「本物」とか「ニセモノ」はないわけで。学習する時点でそういうバイアスを持ってリスニングに取り組まず、なるべくいろんなところからいろんなタイプの英語を聞くべき。

ついでに、自分の発音も、「訛ってる」とか気にせず、知らん顔で堂々しゃべっていればいい。あるきっかけで、特定の地域や人たちと話す機会を得るようになれば、最初は苦労しても知らないうちに自分の英語の発音も周りに合わせて直ってくるもんだし。
(どーせ見かけがアジア人なのは変えようがないんだから、「アジア英語」だって、いいじゃない、と思うんだけど)

発音気にしてる時間を、自分の言いたいことが自分の言葉できっちり伝えられるような思考を発展させることに費やせば、英語世界で生き残れる可能性大、だと思う。


おまけ:junquitoの発音練習。

シャドーイングなんかもやったけど、一番効果があったと思ったのは、「訛りをまねして本を音読する」練習。

シェークスピア(「しぁぃくすぺー」)の作品を、イギリス英語ぶって読んでみたり、黒人が登場人物の本は、会話部分を黒人訛りっぽく朗読したり(「ハックルベリー・フィンの冒険」とか、会話文は各人の発音にあわせて書かれてるので、あのとおり読むとなんかそれらしくなる I=Ah、get=gitとかね。)。もちろん1人でいる時やってたから、ホントにそれらしく聞けるかは謎だけど、こうやってなりきり読みしてると、上で言った「ルール」がなんとなく分かってくる…と思う。

あとは、黒人訛りだったら、ひたすらラップのカラオケとか(←やってません(^^; )

勉強の合間などに、どうでしょう??





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Last updated  2005.07.17 20:33:51
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