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カテゴリ:パラグライダー:朝霧
コンディションに恵まれず、2週間ぶりに朝霧へ。
3連休ずっと朝霧付近にいたのだが、フライト出来たのは最終日のみ。 9日に大雪が降ったおかげで、朝霧は20cmの雪が積もっていた。 10日は、台湾でお世話になったCさん達と富士宮やきそばを食べに行った。 台湾ぶりの再会。JPAの大会に出るべく、滋賀から来たそうな。 「大会の時、ダミーになってな~」と頼まれた。 私「じゃあ、HOOKに付いて来て下さい!ランディングに直行です(^^♪」 と答えておいた。 2008年2月11日(月) この日はお隣のウィングキッスでJPAの大会があり、 大会がゲートオープンになったら、スカ朝は一時的にクローズしてしまうと言う。 なので、7時半に富士市を出発して、ランディングには9時前に着いていた。 2便のバスでテイクオフにあがり、準備をして上がるタイミングを待った。 ウィングキッスからダミーが出て、西富士で上げ始めた。 それを見て、急いでテイクオフした。 雪が降った後は、サーマルが小さく難しい。 という事で、挑戦するクロカンタスクは一番簡単そうな「タスク5」にした。 タスク5:猪之頭→とんぼ小屋→天子→農道十字路→ランディング <猪之頭41本目:タスク5に挑戦> クロスは一発で成功♪ スカ朝テイクオフ右からウィングキッスのテイクオフの間を 8の字で1043mまであげていき、そのまま左旋廻で廻していったら即抜け。 最近、運良く前山を抜けられる時は5分で抜けている気がする。 降る時は降るけど。 ウィングキッスのテイクオフ上空を通ったら、今まで見た事ないほど人がいた。 Cさん、どこかで見てくれているかな。 北尾根で1500mまであげていたら 師匠「そのまま『とんぼ小屋』を取って」と言われた。 え~、こんな低い高度じゃ行きたくないよ~ これで「とんぼ小屋」から戻ってきたら、運悪ければ 大勢の大会選手に混ざってまた前山抜ける事になるじゃん? 私「高度足りるんですか!?」 必死になって無線で訴えたのに、師匠は行ってしまった。 しゃあない、付いて行くか。 予想通り、「とんぼ小屋」を取って戻ってきたら、 高度は1100mに落ちた。→はい、再び前山抜けです。 『大会の選手達が来る前に(汗)』と必死になったら また5分で抜けられた。 一つパイロンをクリアしたところで、次なるパイロンは「天子」 西富士でサーマル拾って、鉄塔を越えて その先のサーマルを拾おうとしたら、 無線の雑音がうるさくてバリオの音が聞こえない! うまくサーマル拾えずに撃沈 確かに、雪の日のサーマルって難しい。 小さくて強烈だから、少しでも外すと「さようなら~」だし潰されるし。 西富士に退散して、無線のボリュームを弱めて、サーマルに再挑戦。 西富士でなかなか高度が上がらず苦戦をしていたら、 ゼッケンNo6番の大会選手を発見。 私と同高度くらいにいて、目の前のサーマルで上げていく。 その選手に付いて行ったら、苦労しているのが嘘のように上がっていった。 さすが、無駄な動きが一つも無い! 気付いた時には、その選手はかなり上空にいた。 速報によると、大会5位の選手だったらしい。すごっ! 実力が全然ちがうよ~。助かりました♪ その後再び鉄塔を越えようと思ったら、その先 「なんじゃこりゃ!」って思えるほどの大会の選手達がたくさん待機していた。 50機くらいいるんじゃ!? うぅ!西富士に引き返したい と思っていたら、またまた師匠が突っ込んで行ってしまった。 またかよ~と思って付いていって、少しだけ大会の皆さんにお邪魔して そそくさと1人長者方面にとんずらしてしまった。 だって、あんなにたくさん機体がいたら、 サーマル廻せないし、ステイだって出来っこないじゃんか。 とんずらしたは、良い・・け・れ・ど・・ 前にも後ろにもダミーがいない・・・師匠はまだ皆さんのところだ。 私がダミーか?? ここは自分を信じる他しょうがない! 天子方面はいつもより渋い。 サーマルはなかなかうまく乗せてくれず、廻しても高度が下がってしまう。 そんな風に高度がどんどん落ちる中、やっとの事で長者でサーマルをひっかけて 1800mまで回復。 その時ダミーを一機発見!しかも自分より高度が低い♪ らっき~とばかりに付いて行ったら、天子の付け根で稜線に高度が届かず ダミーが引き返してしまった。 そこで私も1400mまで高度が落ちる。 これってもしかして・・・・1人でサバイバル!?ダミーはどこにもいない。 ハマッたら、どこに降ろす? 後ろを見ても、師匠はどこにもいない。 0.5~1.0くらいの、しょぼいサーマルを必死になって廻していき なんとか1700m以上まで高度を回復 その時、自分より低い高度で師匠がやってきた。←遅いよ~! そのまま「天子」を取ったけれど、 天子上空でいつもあるはずのサーマルがない(汗) 高度は下がる一方で、天子から引き返す時は1500mまで落ちた。 その時、長者方面(真正面)から、 さっきまで鉄塔に待機していたはずの大会選手達が一斉にこっちにやってきた。 自分と同じ高度くらいでワ~っと私をすり抜けていき(←邪魔?だよね)、 まるでパラの大群に襲われているようで、ものすごい光景だった。 けれど、さすが大会選手は、うまく避けて行ってくださったので無傷だった。 ちょうどスタート時間になったのだろう。 ものすごい低い高度で突っ込んでくる選手もいて、 自分があれだけ苦労したものだから、大丈夫かなぁと心配になった。 けれど、どうにかしてしまうんだろうな。 その後、目指すパイロンは「農道十字路」 天子から長者に引き換えす間にあるはずのサーマルがない・・・。 高度は1400。ランディングまでは700mの高度差がある。 そのまま沖に出したら届くか!?これは賭けてみよう! 不安になりつつも、最短距離で沖に出していく。 高度はどんどん落ち、南尾根を越えられるか不安がよぎる。 届かなかった場合のランディング場所を上空から探していた。 けどなんとか950mで南尾根につけられ、そこでサーマルにあたった。 そのまま農道十字路を取れそうだったけれど、無難に1250mまであげた。 「農道十字路」上空で2~3周廻し、 高度処理をしてランディングしようと思ったら 雪でターゲットの位置が分からなかったので適当に降りた。 フライト記録:獲得高度=819m(高度1819m)、フライト時間=1時間55分 到達地点=天子(タスク5) 師匠からの評価:一人で行けたから実力だね。ムダが少なかった。 降りてから師匠から無線が入り、「もう降りました」と答えた。 師匠は沖ではなく、稜線経由でランディングに向かっていたらしく 私が降りた後、15~20分後に降りてきた。 その後、GPSのデータをセーブして、電池を入れ替えて2本目にチャレンジした。 挑戦するタスクは「タスク3」 タスク3:猪之頭→天子→天子の墓→天子→とんぼ小屋→ランディング <猪之頭42本目:タスク3に挑戦> 早々に前山を抜け、西富士で師匠を20分くらい待つ。 風の様子が変わったのか、エレベーターのように突き抜けるサーマルに 油断すると潰される。ピッチングが来る直前に止めなければならない。 さすがに疲れてきたので、 師匠が西富士に来て、稜線に上がってくる前に走ってしまった。 師匠「天子が渋いので、天子の墓を取るのはもう無理です。無理をしないで」 その無線を聞いて、戦力が低下した。 この時、1本目のフライトの疲れが貯まっていて、偏頭痛がズキズキ。 長者まで行って、気力負け。サーマルと戦う気にもなれず そのまま前山に一直線で引き返した。 しばらく前山で待機していたら、ウィングキッス上空で潰された。 もう、無理は出来ないな。。高度処理をして降ろしました。 フライト記録:獲得高度=872m(高度1872m)、フライト時間=1時間20分 到達地点=長者(タスク3失敗) 師匠からのコメント:低い高度では諦めが正解だった ショップに戻って、GPSを提出したら、 タスク5をクリア♪ やっと!クロカン証にリーチがかかりました(^^♪ それから、スイスツアーに申し込んでしまった。 スイス・オーストリア・イタリアで飛べる?? 師匠の話だと、ヨーロッパのサーマルは朝霧より強烈との事。 今日のコンディションでビビッているようじゃダメだな。 修行しないと。 それにしても大会の選手はすごいな。 1回のチャンスしかないのに、全員稜線まで行ってるし 52.4kmのタスクを上位の人は2時間くらいでクリアしてしまう。 私なんかタスク5(15km弱)でそのくらいかかってるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月26日 18時02分44秒
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