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カテゴリ:パラグライダー:朝霧
2008年2月16日(土)
最近、平日ばかり天気が良く 土日ばかり雪orどんより曇り空~な事が多い・・気がする。 けれど、今週末の天気予報は土日とも「快晴!」 やっと、キターーー(・∀・)ーーーー!! と思った。 気合を入れて、朝6時45分に海老名を出発→9時頃にランディングに着いた。 只今クロカン証にリーチがかかっている。 ここは一発でツモりたいところだ。 ランディングのH木イントラに、「タスク3お願いします。」と言ったら H木イントラ「そんなの楽勝じゃん。30分以内にゴールしてね。」と言われた。 ↑あの~、それ是非見本見せて頂きたいんですけど・・・。絶対無理。 H木イントラの話だと、今度からクロカンコースに制限時間をつけるそうです。 2便のバスでテイクオフに上がり、 ダミーが上がり始めたのを見てすぐにテイクオフした。(スカ朝で2~3番手?) 挑戦するタスクはタスク3 「猪之頭→天子→天子の墓→天子→とんぼ小屋→ランディング」 <猪之頭43本目:タスク3に挑戦> クロスを抜かれ気味でテイクオフ(やべぇ、師匠にばっちり見られた) テイクオフするとすぐに、北東風の恐怖を食らう 強風が吹いていて流されそうになるし、急にフッと風が止んで急下降するし 前山が恐い!!「恐いですぅ~」と師匠に泣きの無線を入れる。 師匠「気をつけてね。今から出ます。」と返事がきた。 これは降ってしまうかも サーマルがあっても恐くて攻められず、無難に前山を行き来するだけ。 けれどそんな中、北尾根で廻すダミーを発見。 思い切って右旋回してみた。するとガンガン上昇! 10分かかったけれど、高度は前山抜けの1250mを超えた。 高度が1350mになったところで、師匠から無線が入る。 師匠「その高度で西富士に突っ込んでもあがるから行ってみて。」 『え~~、絶対タコると思うけどなぁ。』 1600mあげてからじゃないと突っ込みたくないんだよね。 けれど、何か根拠があって言っているのだろうと思って突っ込んでみた。 けれど、私の勘が正しかった 低い高度で突っ込んだら、西富士はどこもシンク帯。 再びテイクオフまで戻った時には、高度は1000mを下回った。 ゲ~~~、苦労してさっき前山抜けたのに・・・またじゃんか。 師匠のホラ吹き~~!! 最近ずっと、1フライト中に2回も前山抜けの試練があるような気がするなぁ。 2回目はさっきの経験を活かし、5分で即抜けした。 抜けたのは良いのだけど、1300m台でしばらくステイ。 師匠「渋いなぁ。」と言い、前山に戻っていってしまった。 私、前山嫌い。混んでるし。 西富士で他の機体を観察していたら、サーマルを発見。 じわりじわりと1800mまで上げる。 『師匠はまだ前山にいるな~』と思っていたら 師匠「カラビナが外れていたので、降ろします。タスククリアして下さい」 え!まぢ~ それって、講習生でもやらんミスじゃんか。。 しかも2回目だぞ・・。 と言うわけで、師匠の監視から解放され久々に自由に飛べるようになった。 西富士トップで強烈なサーマルを見つけ、廻していったら+7.7を記録! 気付いたら、高度は2500mを超えていた。 これはもしや・・・・一度も廻さずにクリア出来るかも知れない と言う事で、 「西富士トップから一度も廻さずにクリアする」という挑戦が始まった。 まずは鉄塔に向かう。すると・・・!! 目の前に巨大な雲を発見!自分と同じ高さかそれより下に見える。 え”~、さっきまで快晴で一つも雲がなかったのになんで! 大きすぎて、右にも左にも避けられないじゃんか。 雲の避け方ばかり考えていたら、気付くと長者にいた。 いつの間にか鉄塔を超えたんだか。高い高度だと目立たないものだ。 まっすぐ飛んでいるだけだったけれど、順調に高度は下がり 天子の手前で雲の真下に入った。 高度は2050m。 雲の吸い上げを使って高度を保ちつつ、強い吸い上げを食らわないように 時おり翼端を折って高度を調節した。 少しでも均等がほぐれて高度が落ちてしまったら、 「一度も廻さない」という挑戦はそこでストップしてしまうからだ。 そのまま沖に出して、天子の墓を目指す。 白糸エリアがオープンしていたため、他の機体がはるかに小さく見えた。 天子の墓上空で1900m。天子に戻ったら1800mまで高度が落ちた。 そこではまだ雲の吸い上げが残っていて、 何もしていないのに高度はどんどん上がり、2000mまで回復。 そのまま沖に出して、最後の「とんぼ小屋」を目指す。 この時「ゴールに向かっています」とランディングの師匠に無線を入れた。 ランディング上空で1500m。 高度処理でも一度も廻したくなかったので、もちや方面に向かった。 沖に出せば高度が落ちるだろうと思った。 けれど、1往復してもバリオは鳴り響き、せっかく高度を落としたのに 1200m→1450mまで勝手に上がってしまった。 この時、最後のパイロン「とんぼ小屋」を取っておいた。 師匠「早く降ろしてください。ラーメン食べてしまいますよ?」 ↑鬼だ~。さっきからそればっかり言われている。 だって、高度が落ちないんだよぉ~! 2往復したところでやっと激シンクに当たり、ちょうど良くランディングできた。 フライト記録:獲得高度=1533m(高度2533m)、フライト時間=1時間20分 到達地点=天子(タスク3) 西富士トップから一度も廻さない挑戦クリア♪ ↑おじさんの位置からは、一度も廻していません。 やった~♪後はショップにGPSを提出するだけだ H木イントラに 「(30分ではなく)1時間20分もかかってしまいましたが、 西富士から一度も廻さずにクリアしたのでオッケ~ですか?」 と聞いてみたところ、オッケ~頂けた(笑) ランディングでラーメン食べて、温まったところで 師匠にタンデムに乗せてもらう事になった。 クロカンタスククリアしたら、タンデムのご褒美がもらえる事になっていた。 運良く加賀山さんから「NIVIUKのタンデム機=TACOO」を貸して頂ける事になった。 「テイクオフ楽だし、良く浮くし、降らない機体です♪」と加賀山さん。 とても楽しみだ。 <猪之頭タンデム4本目> 加賀山さんが言うとおり?クロスは楽々成功・・さすが師匠です。 天子に行って、長者に引き返す途中で強風に捕まり、なかなか進まなかった。 長者の沖に来たところで、強烈な上昇帯に当たる。 「ここで廻せば2400mです!」と廻すよう頼んでみたら、 ガンガン廻してくれた。 バリオはパッセンジャーの私が持っていたため、 サーマルの在り処やコアの場所は私が指示♪ 2400mをすぐに超え、まだまだ強い上昇が続く! あっという間にバリオの高度は2900mを超え、これは3000mいくかも♪ 「今2950mです。後50m頑張ってください!」 後5m・・・3000m! 「3000m超えました!!」 すると、一気に景色が変わった。 あれだけ大きい毛無山がものすごく小さく見え、その向こうに山々が連なり、 その先に湖が3つ見える。 「あの湖はなんですか?」 師匠「本栖湖と西湖と河口湖です。」 「すっご~い!あんなに遠くまで見えるんだ~!!」 師匠「富士山を見てごらん。目線と頂上が同じ高さでしょ?」 私「確かに。不思議だなぁ。」 この高度があれば、何処にでも行けるだろう。 とりあえず、世界地図に行ってもらう事にした。 余裕があれば、その先まで。 アリーナを越えて、世界地図を探したら・・・ ありゃ、全部雪がかぶっている。 「ホワイト世界地図じゃん」 世界地図の輪郭は分かるんだけど、全部白いのである。 そこの上空で1850m。引き返してランディングした。 -------------------------------- TACOOは加賀山さんが言うとおり、すごい機体だった。 タンデム機なのに、ニモのように小回りきくし。 この日の獲得高度トップ=3050mは、師匠のタンデムの記録である。 こんな高い高度を飛んだのは初めて!師匠は私に、すばらしいご褒美をくれた。 ショップに戻ってS校長に 「タスク3を、西富士から一度も廻さずにクリアしました。」と GPSを提出した。 「ナメてるのか!?」と付き返されたらどうしよ~と思ったけど S校長「オッケ~、おめでとう!」と返された。 リーチ!1発!!ツモ!!! やった~~!!これでやっとクロカン証GETだよ~ 先月に挑戦始めてから約1ヶ月、5本クリアしました! ちなみにP証を取ってから9ヶ月、P証後、朝霧17本目のフライトだった。 他のエリアは20本。 明らかに経験不足?? 今度は、XC証ルーキーとして経験を積んでいかないと! タスクから解放されて、次からは自由に飛べるのがとても楽しみだ 前山嫌いの私にとって、前山抜け2回をやらなくて済むのが嬉しいかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月26日 18時02分01秒
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