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日本の陸上交通の中でも一枚も二枚も「格上」の新幹線。 経済評論家の長谷川慶太郎先生あたりは、アメリカを始め新興国に大々的に売れると予想されておられる。 しかし、今日の「報道ステーション」を見ていて、これは「売れない」というのが私の結論です。
新幹線の「売り」は、安全性もさることながら時間の狂いが極めて少ないことにあります。 しかし、本日の「報道ステーション」を見る限り、それを維持するためのランニングコストが膨大であることがわかりました。 私自身、新幹線を利用すると「値段が高いなあ~」と30年くらい思ってきたわけですから、ランニングコストがそのまま利用コストに反映されているのでしょうね。 「一分一秒遅れることが命取りになる」のは日本の国民性ですが、おそらく多くの諸外国では(それまで飛行機を使っていたことから想像できるように)交通機関による時間の遅れはやむを得ないという意識があるのではないでしょうか。 実際、かつて「日本の鉄道の時間の正確さは世界に誇れるものだ」という発想がありましたが、裏を返せば他国ではそこまで時間の正確性を求めていないということです。 時間の正確性を求めるために膨大なランニングコストがかかるのであれば、多少大雑把な時間設定でもランニングコストが安価な方を選ぶのが多くの諸外国の感覚ではないでしょうか。 つまり、今のままのシステムとコストでは他国への売り込みは難しいと私は考えます。
それを諸手を挙げて誇らしげに語っていた古館さん。 プロレス中継のアナウンサーだったころの類い希なる才能を生かし切れていないのではないでしょうか? プロレス中継の時に「ハラハラ、ドキドキ」させてくれて、感動や感激さえ与えてくれた御大が、勧善懲悪の「正義の味方」になってしまった(ならされてしまった?)のは、かつての古館大ファンとしてとても残念です。
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Last updated
2010.12.16 23:01:19
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