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August 17, 2005
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東京タワー
江國 香織


「恋はするものじゃなく、おちるものだ」

ふたりの少年・透と耕二。そして彼等の年上の恋人。恋の極みを描く長編恋愛小説。


○透 「待つのは苦しいが、待っていない時間よりずっと幸福だ。」 

 幼い頃に両親が離婚し、母・陽子に育てられた透。とっても物静かな性格で読書をしてひっそりと暮らす青年だった。そんなある日、陽子の友人である詩史と知り合い、恋に落ちる。詩史は、青山の一等地で、センスのよいセレクトショップを経営しており、広告関係の仕事をしている浅野という夫をもつが自由開放的で透にない全てをもつ女性だった。透はいつも詩史の電話をひたすら待つ生活を送っていた。詩史以外のことは、もうどうでも良かったのだ・・・。


○耕二 「たとえいつか別な女と結婚しても、彼女との肉体関係は失えない」。

 透の親友。高校の時に同級生・吉田の母・厚子と肉体関係をもっていて、それで味をしめて由利という大学の恋人をもちつつも、喜美子という35歳の人妻を関係をもっていた。純粋でむくな由利と比較的に、お互い肉体関係の味をしめた喜美子。だんだん、その喜美子の情熱は過激となり・・・。

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 実は映画が上映される半年前に原作を読み終えていて、再度読み直した。まだ映画の配役が決まる前に原作読み終えたときに、もし映画化したら誰が配役になるのかと考えていた。

 詩史は『音楽的な顔した息子さんね』とかいうセリフをもつほど、心身ともに芸術的な美しさを秘めていて、人妻ながら『誰と暮らしていても、私は一緒に生きたい人と一緒に生きる。そう決めているの』というセリフをはくほど開放的な女性。これは、黒木瞳か秋本奈緒美しかいないんじゃないかな?って思っていたら、なんと黒木瞳に決定した。理想が実現してうれしかった。

 また透は見た目は滝沢秀明だけど藤原竜也のような鮮明さがある役者じゃなきゃダメだと思ったら、その両方を兼ね備えた岡田准一が抜擢された。その他、耕二役に松本潤、喜美子役に寺島しのぶという配役、まさに原作とぴったり合ってるw。映画の感想は以前書いたのでトラバたどって見てください。



 さて、原作と映画にはラストが違う。原作は結局、透と詩史は浅野にバレることもなく、このまま良い関係が続くような最後で、何事もごたごたがなく平和で、セレクトショップに透は就職する。残念ながら、耕二は喜美子と由利と破局してしまうが・・。


 一方、映画はドロドロだw 透と詩史の関係が陽子と浅野にバレてしまい、透VS浅野、詩史VS陽子の修羅場が控えている。また、耕二と喜美子は結局破局してしまうが、寺島しのぶ演じる喜美子の暴走シーンは原作では考えられないほど過激である。陽子役の余喜美子、浅野役の岸谷五郎も強烈ですw


 個人的には両方見てほしいのだが、ドロドロ好きは映画、大人の静かな恋愛物語を楽しみたい方は是非、本を読んでほしい。


最後に映画での黒木瞳演じる詩史のセリフで締めましょう


『壊れたおもちゃはいらないわ』


あのね、あんなキレイな女性相手で壊れない男性はこの世にいませんから!!!





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Last updated  August 17, 2005 09:42:49 PM
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