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じゃくの音楽日記帳

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2009.06.21
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6月21日、ザ・シンフォニーホール。大植英次/ハノーファー北ドイツ放送フィルによるマーラーの交響曲第9番を聴きました。今回の日本ツアーの初日です。あの大阪フィルとの5番のあとに聴く大植さんのマーラーですし、しかも9番ですから、楽しみの半面、こわいような気持ちも持ちつつ、がんばって大阪遠征してきました。

5番のときの凄絶な苦しみを突き抜けたところに達した、ある種の落ち着きを感じられる9番でした。大植さん本来の、生命肯定的な音楽が聴こえて来て、ほっとしたというのが一番の思いです。テンポは極端な遅さではありませんが、遅めで、そして重要なフレーズの頭をじっくりと歌わせるところに、大植さんの歌心が良く現れていました。とくに第四楽章は、ゆったりした足取りで味わい深いものでした。

きょうはツアー初日で、おそらく金管セクションにとってはコンディションを整えるのがしんどかったと思います。そのわりには金管は全体にいい音を出していました。ホルン首席(アシストなし)は今一つエンジンがからない感じで不調でした。その代わり2,3,4番奏者は力が入った吹奏で、首席の不調をカバーすべく頑張っていました。このオケは、飛びぬけてすごい奏者がいて圧倒的なソロを聴かせるというわけではないけれど、みなが大植さんとの強い信頼の絆で結ばれ、ひとりひとりが自分の役割を誠実に果たし、全員の力がまとまって、合奏としていい音をだしてました。

きょうの演奏は、この曲にこめる大植さんの思いが、音楽の響きに結実しきれなかった感じはありますが、大植さんの生命肯定的メッセージと歌心を、ふたたびマーラーで聴けた、うれしいひとときでした。体調も5番のときよりもお元気そうでエネルギッシュで、何よりでした。






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Last updated  2009.06.22 02:30:50
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