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カテゴリ:歌舞伎
今日は歌舞伎座の第2部を観劇。
連日の猛暑が続く東京ですが、今日は曇りで、暑さも一息と いった感じで、幾分過ごし易い一日でありました。 千葉県の東方沖で群発地震があって、歌舞伎座も16時過ぎごろ、 揺れました。場内、少々ザワツキましたが、すぐ収まりました。 その2部を観劇。1階のロビーにいると、笹野高史さん(淡路屋)が 観劇に来られていました。麦わら帽子に涼しげなシャツ姿の粋な感じで やっぱり役者らしかったです。 「ゆうれい貸屋」は、私が先週見たときよりセリフに工夫があったり、 端折ったりしたところがあったりとテンポがよくなっていましたね。 福助さんがうなぎを持ってくる時に通り抜けられない理屈の件はより わかりやすく言っておられましたのと、 勘三郎さんの登場場面での「勉強します」がより大きく言っていたことも ひとつの変化かと思いました。 また、逆に、太り気味の相談者(三津右衛門)に対して、三津五郎さんが 勘三郎さんに襦袢を渡すのをやめていましたね。 強調すべきところは強くし、余計な場面は削除していくという工夫と進歩を 感じました。 それにしても、勘三郎さんの又蔵の幽霊が面白い。 相談者を追っかける間も抜群に面白いんですが、その後の長い述解もお見事。 ちゃんとその時代の人になって語っていますもんね。 笑いの中にも考えさせられるセリフがあって、私的には、2部で一番でした! その次は渡辺えりこさん作の「舌切雀」。 俳優祭の出し物のごとく、にぎやかな作品でした。 歌舞伎版のミュージカル仕立てになっていて、それぞれ郡舞が楽しいものでした。 中でも、一番のみどころは勘三郎さんと三津五郎さんの三社祭の踊り比べ。 三津五郎さんのきっちりとした楷書の舞に比べての役者勘三郎さんの草書的な舞。 引き締まった火花散る場面に場内からも一段と大きな拍手が沸きました。 芝居全体を通じても、この三津五郎さんと勘三郎さんの芸が光っていたと思います。 あと、残りは第3部。未だ見れてないので、来週には確実に見たいと思います。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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