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カテゴリ:リチウム電池産業
自動車メーカー9 社とリチウム電池供給契約した韓国LG化学 世界の自動車メーカー9 社との自動車用リチウム電池供給契約をした韓国のLG化学の 部門情報。この韓国のLG化学は追しないとリチウム戦争の全貌が見えてこないしね。内容を 読むと状況は厳しいですね。株価を下から上に蹴り上げるパワーは話題でもなく、売上げでも なく、あくまでも収益であるということを忘れてはいけないということでしょうか。収益への貢献 のスピード。全体の収益に与えるインパクト。収益の伸び率。そこに加速性があるのかどうか。 その会社の技術が今後5年、10年の世界のトレンドの中核に位置するものかどうか。などなど。 考える材料はいくらでもあります。 ---------------------------------------- あるソウルのアナリストの話。(12月14日付け) LG化学の情報電子材料部門 ? ●リチウムイオン電池:ノートPC およびネットブックの需要減速を主因に、全世界のIT 機器 用リチウムイオン電池の需要成長率が2010年予想の前年比24%から2011 年には同約13% に鈍化すると予想する。 ●また、供給過剰によって、現在の四半期当たり3-5%の単価引き下げ圧力が2011年も継続 すると予想する。2011 年の事業環境の悪化が予想されるため、LG 化学のIT 機器用 リチウムイオン電池の営業利益率は2010 年予想の10%台前半から2011 年には1 桁台 後半に低下すると予想される。 ●これに加えて、自動車メーカーのエコカー販売は今後2 年間は損失を計上すると予想 されるため、自動車向けリチウムイオンバッテリー事業に関しても事業開始初期段階での 黒字化は困難と考える。LG 化学は既に自動車向けリチウムイオンバッテリーの大手メーカー であると考えられ、全世界の自動車メーカー9 社との供給契約を利用して今後もこの分野 のプレゼンスを強化すると予想している。しかし、自動車向けリチウムイオンバッテリー事業 が損失を計上している限りは、株価の強力な好材料になるとは予想していない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月16日 07時00分52秒
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