|
テーマ:野鳥好きっ♪(15876)
冬に山地や平地でも日本固有種のカヤクグリを見かけることがあります。 ホームグランド手賀沼近郊の我孫子市内の林縁のやぶで1978年1月14日、同年2月4日、19日に1羽が観察されています。以降の観察記録の報告はありませんが、同様の環境に越冬している可能性も考えられます。 さて、翼があるのになぜ日本固有種なのかと質問をもらったことがあります。 カヤクグリは「遺存固有」の種類で、かつて広く分布してが、競争相手となる鳥の出現によって追いやられ高山などに移住し、生き残ったパターンの鳥類です。 (もうひとつは隔離固有と呼ばれるもので、1つは大陸から離島などに移動し、食物、天候などの環境に適応したために移動の必要がなくなり長い年月が経過して元の種とは異なる進化をした種類です) ただし、カヤクグリは、冬になると関東地方の山地や平地に飛来したり、渡りの時期に離島で見られることから移動力が高いことが知られています。あわせて、日本周辺国でも観察記録があり固有種としない見解も存在しています。 カヤクグリの食性は、昆虫類(甲虫、ハエ、蛾の幼虫)、タデ科の種子を採食することが知られています。 (写真) 2019年2月2日茨城県で撮影
![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.28 11:56:39
コメント(0) | コメントを書く
[Bird's Cafe(鳥の話題のいろいろ)] カテゴリの最新記事
|