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小説の最新の更新はbox244 慶介です ちは、ひろ。です。 昨日は、予定通り、「ノルウェイの森」観てきました。 1人で。 でね、映画の感想ですが。。。 うまく書けそうにない。← ていうか。 これまでに原作を何十回も読んできたので、 どうしても、映画をありのままに受容できていないと思う。 だから、純粋に1本の映画としてみたときの感想、って考えると無理。 というわけで、えーっと、以下は、あくまでも、 何十回も読んできた人間が映画を見ての感想です。^^ これから見るヒトたくさんいると思うから、 あんまりネタバレと悪口は書かないどこうと思いますが。 (*とかいいつつ、結構書いちゃったので観られる予定の方はスルーしてくださいw。) ストーリーは、公式HPでどうぞ。 多分だけど、監督も、何十回と原作を読んであの脚本を書いたんじゃないかな、 そんな気がする映画でした。 はっきりいって、小説は、上下本で長いですからね。 二時間ちょっとの映画にまとめるには、 カットしなきゃいけないエピソードもたくさんあったはずで。 それでも、必要なエピソードの、 それも、てっぺんのところだけつないだみたいな脚本でした。 だから、シーンの前後のこと、原作を思い出して補いながら見ていた。 未読の方が見たら、どこまで理解できるか分からないシーンの連続かもしれない。 とにかく、「ノルウェイの森」ダイジェスト映像集、みたいだった。 原作ファンとしては、ところどころにおかれた原作にない台詞やシーンに、 少し、その解釈はどうなの?と、イラっときちゃうとこもなくもなかったけれど、 1つ、原作にないのに、見終わった後、ココロにすっごく残っていた部分。 (*さっき、原作で確認したら、具体的な描写はなくてただ、いろんな思い出があふれてきた、というような感じでした。) それは、ワタナベくんが見た短い夢。 キヅキとの桃のシーン。 あのシーンは素敵だった。 すぐに回れ右して戻ってくるお昼寝の間に見る短い夢。 そして、ふと気配に目覚めたら、目の前に、直子。 エピソード自体は、なんてことないもの。 なんてことないエピソード、だからこそ、あの夢はすごく胸に来た。 ヒトが死ぬってああいうこと。 大切なヒトが死ぬってああいうこと。 なんでもない、ただの、日常が、 思い出すはずも、ううん、覚えているはずすらない、些細な日常が、 思いがけず、ふっと、蘇って、胸をしめつけてくる。 ばたばた雑事に追われる日常にいたって、 ふとした一瞬のスキマに蘇ってきて、 突然涙があふれそうになる。 確かに、あんな、なんてことない日常が、あったのに。 そう過去形で思うことで、もう、二度とないことを思い知る。 思い知った上で、だからこそ、 「会いたいな」 って思って。 でも、 「会えないんだよ」 って、自分に、何百回目か、言い聞かせて。 そんなことの繰り返し。 なんでもない日常の記憶が、 割れたガラスの破片みたいにキラキラしてて、 触れるとちょっといたくて、 思わぬ場所に飛び散っていて。 大切なヒトが死んじゃうってそーいうことなんだよね。 ・・・あー、ヒロトに会いたい。 ・・・笑。 危ない危ない。笑 映画の話に戻ろう。← キャスティング。 ハツミさんがすごく素敵だった。本当にハツミさんだった。 緑は可愛かった。見た目のイメージはとっても緑。もうちょっと演技力が欲しいけど、あの脚本ではあの演技しかできないよなって感じ。エピソードが削られすぎていたから。 レイコさんと永沢さんも、キャスティング以前に、 キャラとして、残念すぎるくらいエピソードが削られていた。 ちょっと、原作の深さが出なさすぎだったと思う。 松ケンは、もっともっと原作を読み込めば、 もっともっとワタナベくんになれたんじゃないかなぁ。 って、すごく演技力も、入り込み力もある彼だけに、ちょっとだけ不満。 (*悪口じゃないです。許してください) リンコさんは、やっぱり、ちょっと、年齢的にムリがあったと思う。 演技力は申し分なく、特に、語り方なんて、素敵でサイコーで、 画のないところで、直子の声だけを演じているリンコさんは、 とてもとても直子なんだけれど、 やっぱり、ビジュアル的には、 20歳の、心も体も無垢な直子を演じるのはキツかったと思う。 直子に関しては、演技の深みよりも、見た目から、 触れるとすぐに壊れてしまいそうなくらいの透明感と危うさが欲しかった。 なんつーか、年齢を重ねた肌と、何より顔の大きさ(これは年齢関係ないw)が気になって。 (あと、あの、髪は一体なんのつもりなのか。悲惨すぎるし。) んー、見ながら、ずっと、役と役者の年齢差がこれほど気になってしまうのはしんどい。 映画の最初に感じた大きな違和感を、演技力で最終的に、 かなりイイトコまで持っていったのは確かだし、 あの年齢で直子を演じられるのはリンコさんしかいないだろうけど、 きっと、最初で最後の映画化のはずのこの作品では、 もっと誰かいたんじゃないかなぁ、、って思ってしまうなぁ。。 (*悪口じゃなくて感想です。) ただね。 映画を観てきたのは昨日なんだけど、 この映画、不思議なのが、観てから、今までに、 ポツっポツって、なんだか、映画のシーンが心に蘇るんですよね。 見てたときは、ただ何気なく過ぎていったシーンが。 さっき書いた、死んでしまった大切なヒトとの何気ない日常の思い出、みたいに。 そして、心を揺らす。 不思議と、見てるときに、 「ここでこの演技はないやろ」 って思ったのが、後から、蘇ると、イイって思いなおしたりするんですよ。 そして、胸を締め付けてくるんですよ。 ・・・なんで?笑 不思議。 こんな風にポツポツとシーンを思い出して、こんな気持ちになる映画は初めて。 まるで自分が本当に体験したことを、 そのときはただ、受け止めるしかなかったことを、 後から、じっくりその意味を考えていくみたいな感じ。 映画なのに。 自分が体験したわけじゃないのに。 なんなの、この監督、すごい。(笑) だから、いいと思ったトコは変わらないと思うけど、 ワルイと思ったトコも、これから、どんどん、イイに変わっていくかもしれない。 だから、この感想は、不安定。不確定。です。(もしかしたらリンコさんのことも) えーっと、でも、とにかく、映画、オススメです。 既読の方も、未読の方も、ぜひ見に行ってください。 そして、感想を聞かせてください。← あ。 もちろん、一番のオススメは、原作です。 「ノルウェイの森」 読んでくださいね。 えーっと、案の定、映画を観てから、ひろ。のココロはグラグラしています。 始まってすぐの、キヅキくんの自殺のシーンが、ちょっと、 原作より描写がリアルで、キツかったかな。 ・・・・。 あんまり書くとヤバいので、今日は、この辺で。 ご心配なく、オットがガッツリ見守ってくれてるから大丈夫です、の、ひろ。@12/16 2:20pm ケースケ、昨夜はありがとー。今日も、これからも、よろしくね。 小説は、こちらから。 ふぉろみー?
☆休んじゃダメ、だよ?☆ 2012.01.17
☆おめでとー☆ 2012.01.03 コメント(10)
☆トモダチってカテゴリにおさまんねーくら… 2011.12.12 コメント(6)
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