山口県萩市集中豪雨災害ボランティア活動へ…
7月末に発生した、山口県萩市集中豪雨から約1ヶ月。多くの被害、死傷者をだした、今回の災害は激甚災害に指定されています。福岡からは今日まで2回に渡ってボランティアを出しています。2回にわたるボランティア活動の様子をまとめました。 一般道は片側通行はなんとかできるようになったものの、橋が崩落して対岸に渡れなくなったところも。写真のようにいたるところで家や小屋が崩れており、手つかずの状態です。どこを見ても、ただただ溜息がこぼれます。 近所を一軒一軒まわり、声をかけていきます。「水が肩まで来て逃げるので必死だった」「何十年も使ったものが雨で浸かり、全部ダメに。涙が出て…」聞くことのも大事なボランティア。災害ゴミとなった生活の軌跡の品々をトラックに積みます。 高齢者の1人暮らしが多い田万川地域での泥だしと小屋の片付け。泥は異臭を放ち、軒先には土のう袋が積まれています。「もうここまでなったら見てられん、アサガオが…」おばちゃんと一緒に袋に入れていきました。 小川地域の精米工場でパレット(台)の泥落とし。高温も邪魔して作業は高圧洗浄機を使ってもへばりついた泥はながなかなか落ちません。被災者とともに休みながら、励まし合って一歩ずつ進めます。 「若い人ひとたちに来てもらえて本当にうれしい。元気が出る。」と大変感謝されました。どこのお宅もまだ片付けが始まったばかり。これからも泥だしや聞き取り作業が必要。ボランティア後は無料となっている田万川温泉で疲れを癒しました。 山口の今回までのボランティア活動を振り返り、昨年の北部九州豪雨災害の八女地域と同じ「市町村合併」のせいで起こる弊害がまたあらわになりました。支所の職員の数が減って被害に応じた対応ができていないという、住民の方々の声もあがっています。再度、合併の検証が必要だと感じました。引きつづき、ボランティアの募集をよびかけます。。連絡先▶福岡民青/☎092-526-1191 メール/kfukuoka@chive.ocn.ne.jp