カテゴリ:明治天皇御製
今日は、現在明治神宮にお祀りされている明治天皇が生前にお詠みになられた御歌を紹介します。
日本人のあり方、生き方、今私たちが忘れかけている大切なものを、日本語という最も洗練された言語で表現されています。 きっと御歌にふれることで心に何かしら感じていただけると思います。 心(こころ) いかならむことある時もうつせみの 人の心よゆたかならなむ 注釈:いかならむーいかならん。いつ。どんなこと。 うつせみのー人間。人間の住んでいるこの世の意味から、蝉の抜け殻 のような儚い世の意味を感じるようになった。 人とか、身、命、世などにかかる枕詞。 訳 いつ、いかなる思いがけぬ変事が起きても、世の中の人々の心は、あわてふためくことなく、広く豊かであってほしいものです。 解釈 およそ人の一生には、個人の上でも、社会の上でも、思いがけぬ事件が、大小となく起こるものです。そんな時、うろたえさわぐようでは駄目です。 日頃から常に泰然自若(たいぜんじゃく)として、不動の心を養いましょう。 参考文献 『大御心』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月23日 11時34分51秒
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