659900 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

林鳥巣のどっちらけ

林鳥巣のどっちらけ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

林鳥巣@SRB

林鳥巣@SRB

Category

Recent Posts

Archives

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2005年09月10日
XML
カテゴリ:ドラマ・映画
宇都宮を出る前に朋友から借りたきりほったらかしの「ゲンセンカン主人」を漸くにして見る。
城戸さん、不義理してすまなんだね。

反戦思想だか何かでもって原作の詩情を見事にぶち壊してくれたNHK製「紅い花」と違い、映像表現も美しく、俳優諸氏の演技抜群、音楽だけは時代なのか時折違和感を生じさせながらも、つげ役の佐野史郎は全く特筆すべき魅力を発し、僕はゲンセンカンの女主人があられもない姿態をギョヘギョヘと晒しているその間も、「佐野史郎は乳首がきれい」という美しい新事実に打ちのめされて、それどころではなかったのであった。
 今後 何かを美しいと言って誉めるときには、佐野の乳首を引き合いに出すことにしよう。

朝日で韓国人のヒゲに対する意識が変わりつつあるとのコラム。
そういえば僕はソウルで堕落したヒモ暮らしを楽しんでいたが、その間ヒゲを伸ばしに伸ばして麻原か某古書店の店長のごとき有様をしていた。
あすこまでゆくと、日帝のシンボルとか何とかそんなちんけなイメージを超越して、韓国の美大によくいるような、韓服を常用して長髪を束ね、ヒゲを生やした両斑気取りと同じような印象になる。
いや、ならない。それを忌避して髪を茶色に染め、ソバージュをかけていたからだ。むしろ正体不明の魑魅魍魎と言ってもよい。
若しくは縄文人だ。
なんでそんなふうにしていたか。
恐らく、学校にも行かずただ女と寝て犬の世話をし、時には美術館や名所をうろつき、酒を呑む日々の無為を・・・正確には虚無の露見を恐れたためだろう。
異相であるがゆえ注目され、更に外国人であるがゆえに注目される。
愛するひとは傍にいるものの、寄る辺はただそれだけ。
自分がない。自分を創るために動くことすらできない体になってしまっていた。
恐らく、留学終了による帰国というデウス・エクス・マキナが永遠に降臨しなかったとしても、僕と彼女の破局は避け得ないものであったろう。

今では納得づくのそんな色々のことが、しばしばひょんなきっかけで、今は短くなった僕の頭に去来するのであった。

・・・にしても伊勢崎の古本屋の女主人、「裸者と裸者」を探しておいてと頼んでもう一週間になるのに、ちっとも便りを寄越さない。
もうアマゾンで買ってしまおうか。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005年09月11日 01時07分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[ドラマ・映画] カテゴリの最新記事


Free Space

Favorite Blog

B級人間 ~日々の… ネコ玉@EFSFさん
中央学院大学 野戦… 野戦研部員さん

© Rakuten Group, Inc.