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まつにっき

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2005年11月24日
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カテゴリ:小説
「時は太平洋戦争時の日本。

とある街に、一組の若い男女がいた。
二人は愛し合っていた。

そんなとき、男が戦地に行くことになった。
生きて故郷に帰ってこれるか分からない。

そこで男は恋人に『これを自分と思ってほしい』と
形見として、軍服の二番目のボタンを渡した。

これが始まりとされているのだけど、
本当なのかは定かではないんだよね。

だから、都市伝説と呼ばれるのかも」

最後に笑いながら語ってくれた。

「なかなか深い歴史だね」
私は、ただただ感心するだけだった。


「さて、授業のテーマの話でもしようか」
羽鳥くんが一転して、真剣な表情に変わった。


今日、こうして集まったのは授業の発表の話し合いである。
発表のテーマは、日本史の教科書問題だった。


「何をやっていいか分からないんだけど」
と、私は少々、投げやりだった。


羽鳥君は少し飽きれた声になるつつも真剣だった。
「オレさ、この授業に結構、力を入れたいんだよ」

私は自分が恥ずかしく思えた。
と、同時に、なぜ彼がこの問題に真剣になるのが聞きたかった。

「何か、思うことがあるから、真剣なんだよね?」
思わず、聞いてしまった。やはり、マズかっただろうか。

その不安を一掃するように、彼はこの質問に答えてくれた。





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Last updated  2005年11月24日 13時18分22秒



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